2012年04月11日(水) |
■本からのお話紹介その5…「十一転び十二起きの人って誰?」 |
今日は、こちらの本からの紹介です。 今日は、「へぇ〜、そうなんだ」 なんてお話紹介です。 ちょっと、びっくりして、 誰かに話したくなると思いますよ(笑)
「転ばぬ先の智恵 転んだ後の杖」
(引用P19〜21)
「十一転び十二起きの リンカーンの人生」
アメリカのリンカーン大統領といえば、 奴隷解放や暗殺されたことなどで有名だが、 その生涯が挫折の連続であったことを ご存じだろうか?
まさしく、苦難と忍耐の末にたどり着いた 大統領の座であった。
リンカーンの生涯を 年表にしてみると、 次の通りである。
1809年 リンカーンこの世に 生を授けられる
1816年 リンカーン一家は家の 立ち退きを迫られる リンカーンは家族を養うため 働きはじめる。(7歳)
1831年 最愛の母親が亡くなる (22歳) 1832年 イリノイ州議会議員に立候補 落選。同時に失業 (23歳) 1833年 友人から借金をして新商売に 着手するも、たちまち失敗。 手元に7年間かかって返す 借金のみが残る(24歳) 1834年 再び、州議会議員に立候補 初当選(25歳) 1835年 婚約した女性が死んでしまい、 失意のどん底に(26歳) 1836年 重い神経衰弱にかかり、 半年間治療に専念(27歳) 1838年 州議会議長に立候補するが落選 (29歳)
1840年 大統領選挙人に立候補して落選 (31歳) 1843年 連邦下院議員に立候補して落選 (34歳) 1846年 再び、連邦下院議員に立候補 今度は当選、ワシントンに移り、 活躍する(37歳) 1848年 連邦下院議員に再び立候補、落選 (39歳) 1849年 国有地管理局長の要職を目指すも、 就任に失敗(40歳)
1854年 連邦上院議員の指名投票で落選 (45歳) 1856年 共和党大会で、副大統領候補に 立候補するが落選(47歳) 1858年 再び、連邦上院議員の指名投票 落選(49歳)
1860年 念願のアメリカ大統領に選出 (51歳) 1865年 暗殺されて生涯を終える (56歳)
「七転び八起き」という言葉があるが、
リンカーンの生涯は、 「十一転び十二起き」の 波瀾万丈の人生であった。
リンカーンは、 連邦上院議員選挙に落選したとき、
「道は、 つるつるですべりやすかったので、 片足がすべって、バランスを失い 転んでしまった。 でも、すぐに起き上がって、 自分に、ちょっとすべっただけだよ、 転んだわけじゃないよ」
と言い聞かせた。 松下幸之助氏も同じようなことを言っている。 ある人が、
「松下さん、あなたは何回、 失敗しましたか?」
と、質問した。
「そやなぁ… 一度も失敗しておまへん。 失敗で挫折したことなぞ、 一度もあらしまへん。 いつも、何かを学び賢くなるなら、 あったわなあ」
前向きに挑戦する人は、 強烈な目標意識を持っていて、 失敗や挫折にくじけず、むしろ プラスに転じて目標に 邁進していくのである。
(ここまで引用)
いやぁ、それにしてもすごいなぁ、 こんなに落選しているのか… でも、起き上がったんだと感嘆。
個人的には、リンカーンに対して、 原住民のインディアン排除問題があるので、 あまり好きではないのですが、 この起き方を見ていると、確かに、
リンカーンって、 すごい人だったのだなぁと あらためて思いますね。
大統領になったことは、もちろん、 スゴイことなのですが、それよりも、 それまでの人生のこの多くの憂き目を、 起き上がってきたパワーに感服いたします。
このパワーは、 どこからくるのか、 起き上がるには、やはり、 「負けてなるものか」 「絶対にあきらめない」 「何としても達成する」 「自分ならできる、やってやる」 というような、 「強烈な目標意識」だと 著者の笠巻さんは言っています。
一回や二回なんかの転びで、 愚痴を言ってちゃ駄目ですね(笑)
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