2010年10月12日(火) |
■この土地が売りに出されたワケ |
今日も、曇りながら、 ウォーキングするには、いい日でした。 街路樹の葉っぱが、黄色くなり始めていて、 いよいよ秋が深まっていくなぁと思いました。 さて、今日は、昨日からの続きになります。
私は、あの古いお宅のことが、 なんとなく気になっていた。 ちょっと前まで、住んでいたような気がしていて。
「あのお宅、ずいぶん古いですよね」 「おっしゃる通り、戦後すぐに建てられた 古い民家です」 「ちょっと前まで、住んでいる様子が あったんだけど、それがいきなり、 住んでいる様子がなくなって…」
すると、担当者がこんな話を教えてくれた。
「はい、その通りです。 住んでいらっしゃいました。 実は…この物件は、 相続のために、 売りに出されたんですね。 ここが本家らしいのですが、 親御さんが亡くなられ、 3人のお子さんが この土地を現金化して、 分けるということです」
ということで、この土地は、 住んでいる方が亡くなり、お子さんたちに 遺産として残され、その相続のために、 売り出しされた、ということが、 わかったのだった。
親御さんは、 この古いお宅にずっと 一人で住み、 ここで亡くなった。 そして、この土地は、 7000万円価値が あったのだった。
そして、さらに、こんなことも 教えてくれたのだった。
「このあたりの空き地は、 相続のために売り地になることが 多いんですよ。 お子さんたちが、独立して、 そこに住んでないので、 売りに出すんですね」
このあたりでは、相続のために、 土地を手放すことが多いということだった。
なるほど…相続か… ともかく、この土地がうまく売れて、 仲良く均等分けして、そして、 この土地も新しく利用されると みんなハッピーだね、 などと、余計なお世話なことを 思ったりしたのだった。
ここまで話を聞き、担当の方に、 教えてもらったお礼を言って、 電話を切ったのだった。 機会があったら、購入します、 などと、正直に話して。
さて、この話を聞いてから、 ウォーキング中に、空き地が気になり、 ついつい、空き地で立ち止まり、
「ここも、相続かなぁ…」
などと、余計なことをあれこれと、 考えるようになってしまった… だって、古いお宅が壊されて、 こんな感じで売り地になっている 空き地が、本当に多いんですもん。
ということで、いろいろな事情がわかった、 「売物件」のお話でした。
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