2009年06月23日(火) |
なぜ、不平不満、愚痴を言い、非難するのか? |
昨日からの続きです。 何人かの方から、
「ブレスレット持っているけど、 やってません」 「ブレスレットは持ってないけど、 同様のことをしています」
などなどのメールを頂きました。 メールを送ってくださった方々の 許可をいただけたら、お話紹介しますね。 メール、どうもありがとうございます。 なんだか、とても、力になりますっ。
さて、今日も、 この本からの紹介になります。 「もう、不満は言わない」
今日は、なぜ、 「不平不満を言うのか」ということを さぐってみたいと思います。 この本によると、こんなことだそうです。
「私たちが不平不満を言うのは、 他のさまざまなことをする理由と同じで、 それによって得るものがあると 考えているからです。 (中略)
心理学者のロビン・コワルスキーは、 「不平不満の多くは、他者からの、 人間関係における特定の反応、たとえば 同情や是認などを引き出そうとする 思惑を含んでいる。 たとえば、人は、身体の不調について 愚痴をこぼす。 本当に具合が悪いからではなく、 むしろ病人の役割が他者からの同情や、 いやなことを回避するという二次的な 利益を生じるからである」 と書いてます」
ということで、不平不満をいうのは、 なんらかの利益を得るからではないかと いっています。
少し横道にそれますが、実母の話をします。 母は、80歳をとうにすぎていますが、 体調に不安があるものの元気です。 母を例に出すのは、心苦しいのですが、 とても不平不満愚痴の多い人なので、 娘の私の反面教師となっているので…
何か話をすると、ほぼ必ず、 不平不満愚痴、誰かへの非難が含まれます。 (例えば、 「●●さんが、料理を持ってきてくれるけど、 いつも、同じもので、量も多くて、 食べきれなくて、かえって大変なのよ」など)
もちろん、本人は、 「不平不満愚痴をそんなに 言ってない、 私だって言いたくない」 と言っています。
そんな母を見ていると、 不平不満愚痴、非難が母の元気の元、 生きる力になっていると思わざるを得えません。
さらに、母から、 不平不満愚痴、誰かへの非難をとったら、 話題がなくなる、他の話はない、 それが、他人とのコミュニケーションを とるための、たった一つの手段だと、 思っているのではないかと思えてくるのです。 (だから、もう言うな、などとは、 言わなくなりました)
何十年間も、不平不満愚痴、 非難を言い続けてきた母が、 何を得たか…、何か得たか… 母は何を求めて、言ってきたのか。
それは、周りからの 愛情がほしかったのではないか。 常に、自分のことを 認めてほしかったのではないか。 自分のために何かをして 欲しかったのではないか。 そして、不平不満愚痴、非難を言いながら、 その本当に欲しいものを得られない自分の 不幸を嘆いていた…とも思うのです。 (自分にもそういう傾向があるので、 そう思うのかもしれません)
果たして、母は、欲しかったものを 得られたのだろうか… このことを考えるとき、私は、 切なくなってしまうのです。 なぜなら、周りのみんなは、 そんな母に愛や承認を与えるより、 「うんざり」した顔を向けていたからです。 (もちろん、私もです)
生きていると、そして、長く生きてくると、 いろいろなものがたまり、どうしても 不平不満や愚痴を言いたくなるのかもしれません。 誰かを非難したくなるのだと思います。 それも、実感としてわかります。 しかし、母を見ていると、 こう思えてくるのです。
何かを得るとか、得ないとかいうより、 (もちろん、得たこともあるとは思いますが) 自分をなんとか保つため、そして、 不平不満、愚痴、非難を言う以外の方法で、 自分を認めてもらう方法を知らないのではないか、 愛される方法を知らないのではないか、 と。
ここまで書いてきて、こう言うのもなんですが、 母は、働き者で尊敬に値する人でもあります。 (私は、母に心から感謝しています) そんな母でも、認めてもらう方法や、 愛される方法を知らないのではないか、 だから、不平不満口や非難を繰り返してきて しまったのではないか、と、 私にはそう思えるのです。
だから、違うやり方を知っていく、 あるいは、気づいていく… そして、それをやってみていく… 自分のやり方にばかりこだわらず、 それが、よいことなら身につけていく… そんなことが、とても大切だと思えるのです。 そのための、一つの方法が、 今回紹介している、 「もう、不満は言わない」 プロジェクトでも あると思うのです。
長くなりましたが、そう思っています。 今日は、本の紹介からちょっとそれてしまいました。
明日は、その「やり方」などについて書きますね。 といっても、むずかしいことではないですよ〜
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