2008年11月12日(水) |
「ていねいに、心を込めて暮らす」ために… |
今日は、最近読んで、 かなり共感、同感した本の紹介です。 この本は、
「日々の暮らしを ていねいに、 心をこめてしよう、 それが、 自分らしい生活の元になり、 豊かな生活をつくりだしていく」
というようなことを語りかけてくれる本で、 日々の忙しさやあわただしさを言い訳に、 家事や万事が雑になっている私にとって、
「いたたたぁ… ほんと、そうだなぁ… そうしたいなぁ…」
と、一矢報いてくれた本だった。 本の名前は、
「毎日をちょっぴりていねいに 暮らす43のヒント」
この43のヒントの全部に共感したワケでは ないけれど、この中のいくつかは、 まったく同感し、なるほどこの手もあったか、 じゃ、取り入れてみようなどと、思ったのだった。
さて、この本に、 こんなことが書かれていた。
「たしかに終わりのない、単調な作業の 繰り返しに見える家事。 でも、本当のところ、家事をすることによって、 私たちのなかの壊れた何か、失った何かが、 音もなく修復されていくような気がするのだ。
家事って、ただ暮らしを回転させるための“ 労働”じゃない。暮らしを整えることで、 自分を整え、自分を育てていくためのレッスン、 修行の時間でもある。
便利に流されようと思えば、いくらでも ラクできる時代だからこそ、 「ていねいに」暮らすことは、たぶん、 そんな環境にからめとられてしまった何かを 取り戻し、自分で自分を育てあげていく 過程なんじゃないだろうか。
家事こそ「暮らし」の基礎。 誰も見ていないし、お金をかければ手を かけなくても暮らしは回っていくけれど、 それは2重の意味で、もったいないこと。 完璧をめざす必要はないけれど、 昨日よりちょっとだけ楽しく、 今日の暮らしを整えていきたい。(略)
暮らしは、人に見せるためのものじゃない。 自分が自分らしさを取り戻せる空間をつくり、 そこでゆったりと心地よく過ごすためのもの。 何でもいいから、自分が気持ちよく過ごすための 工夫を実践すること。それが、 「ていねいな、自分らしい暮らし」を つくっていくのだ」 (※読みやすくするために、一部内容の 順番を入れ替えしました)
私も、毎日の暮らしや家事を、 「ていねいに、心を込めてやりたい」 と、日々思っているので、大いに共感し、
「そのとおり、 うんうん、そうだそうだ。 心を込めなくちゃね、 面倒がらずに、ちょっぴりでも 手をかけて、ていねいにしないとね、 暮らしや家事は、雑になっていくね。 どんどんね」
と、思ったのだった。 で、どんなヒントが書かれているというと、 例えば、こんなことが書かれている。 ()は私の感想。
◆気に入っているものを選んで、それを使い、 それを大切にして使い切る。 誰かが使っているから、ではなく、 自分で選んで、自分で大切にする。 例えば、調理器具、食器、生活必需品、 洋服、食べ物…などなど。
(自分で選んだものもあるけど、 もらいものとか多いなぁ。 そして、案外ぞんざいに使っているなぁ。 使いやすいものをていねいに使おう)
◆イベントのときだけでなく、いつも 食卓に一輪の花を飾る、 お気に入りの高いグラスや食器を 思い切って普段使いにする
(気に入っているものは、使い込むより しまい込むクセがあるなぁ… 思い切って使おうっと。 花もできるだけ飾ろう)
◆おみそ汁を天然だしでつくる。 合成洗剤でなく、セッケンで洗濯する。 素材にこだわってみる。
(おだしは、こだわった素材でとってるし、 インスタントを使ってないから、 これは、よかったね)
◆「早く帰りたい、ずっといたい」部屋にする。 そのために、最低限、見えるところはスッキリさせる 掃除しやすくするには、モノ床に置かない。 家電、家具の上にモノを置かない。 散らばったモノは、カゴなどに入れておく。 服はすぐにかたづける。
(そうだ、そうだ、 洋服は、すぐにしまわないとすぐに たまるんだよなぁ。 たまると、しまうの面倒になるなぁ。 床にモノを置くとすぐにいっぱいになるし。 テーブルの上にモノを置くと、 それもどんどん増えるなぁ… きをつけよ)
◆水回りをキレイにする。 キッチン、洗面所にはモノをできるだけ置かない。 (毎日使うものだからと、ついつい置きがち。 シャンプー、洗剤、スポンジ、 綿棒やお化粧品などなど) 置くモノが増えるたびに、掃除するのが大変になり、 気がつくと、汚れている。 もし、置くなら、トレイなどの入れものに入れて おけば、掃除のとき、持ち上げるだけでラク。 蛇口、鏡をていねいに磨く。
(これは、実践しているからいいね。 蛇口と鏡はいつもちゃんと磨いているしね)
ついつい手を抜きがちな家事。 面倒で、なげやりにやってしまう家事。 なんでこんなことを 毎日毎日やらなきゃいけないんだと、 投げ出したくなる家事。 見てみないふりをしていると、 どんどん手に負えなく家事… そして、心を込めてやるなんて、 すっかり忘れてしまう家事…
本当は、そんな家事をもっとていねいに、 ひとつひとつ、心を込めてしたい自分がいる。 暮らしに心を込めたいと思ってもいる。 それが、豊かさの元だとわかっていて。 そう思っていても、 現実は、全然違うのだけど…
だからこそ、きっと 「ていねいで、心を込める」 ことに引かれるのだと思う。
そして、こう思っても、また、 明日から、日々の生活や仕事に追われて、 雑な暮らし方や家事になっていく… だからこそ、ときどき、 このような本を手にして、刺激をもらって、 自分の生活を見直しみることが 必要なのだと思う。
そして、豊かな生活とは何かを 自分なりに考えていきたいと思う。
著者の金子由紀子さんの書かれた本は、 他にも、刺激になったり、 参考になったりするものが多いので、 興味のある方は、読んでみるといいと思います。
また、そのうち紹介したいと思っていますが、 私は楽しめました。
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