2008年06月26日(木) |
世にも不思議なもの…だねぇ |
ウォーキングしていると、
「ひぇ〜、 こっ、これは なんなんだっ??」
世にも不思議なものに出会うこともある。 特にちょっと足をのばして違う街に行くと、 そんなものに出会い、わくわくする。
でも、今日、紹介するのは、 驚いたが… わくわくするというより、 ただただ
「…………??」
なんて思ってしまったものだ。 そして、これは、いつものように、 まじまじと見る気には、 ややなれないものだった。
ちょっと怖かったのだ… 未知との遭遇って感じもしたし。
前置きはさておき、 それが何かというと… それは、こんなところで見つけた。
「あ、何かいるね、 あ、金色の銅像だね、 何だろう」
と、大急ぎで近づいてみた。 すると、なんだか奇妙だった。
「あれ… 首がないのかな?」
首がない金色の銅像に見えた。 変だな?と思い、 ますます急いで近づいた。 そして、驚いた。
首がないのではなく、 なんと、 こんな金色の銅像だったのだ。
「ひぇ〜っ…… こっ、この人は何?
スズメ人? カエル人? カッパ? はたまた宇宙人?」
あまりに奇妙な銅像だったので、 私は、思わず一歩引いてしまった。 しかし勇気をだしてUPしてみると、 ほら、こんな顔だ。
これは、 何だと思いますか? 何人だと思いますか? 私は、あまりに謎めいていたので、 その下に書かれていることを読んだ。 すると、これは、
「金鋼鎚起 豊展観守像」
というものであった。 残念だが、読めなかった… しかも…
「金鋼鎚起」
の意味さえ分からなかった。 帰ってきてから、調べてみたら、 「こんごうついき」 と読むらしく(たぶん) 金属板を鎚で打ちのばす鍛金の方法の ことらしい、ことがわかった。
ただ、「豊展」はわからなかった。 「ほうてん」でいいのか、 「とよのぶ」「とよひろ」なのか… ともかく、豊展観守さまだった。
で、そうそう、 この像が、スズメ人か、宇宙人でなければ、 何かということだが… この説明書きによると、
「千代田区民の豊かさと 区の発展を見守る姿を、 こがね虫を人間の擬人化に より造形表現」
したものなのだそうだ。 つまり「こがね虫人」なのだ… ゲイジツなのだ…
制作者は、鍛金師で彫刻家の 故山下恒雄氏だということだった。 (詳細は→「豊展観守像」) といわれても知らない方だったが… しかも、
「こがね虫の擬人化は 「神田っ子の粋」」
なんだそうである。 (この「豊展観守像」は神田にある) よくわからないけど、 これは、粋なんだね、 なんて思ったのだった。 そして、区を見守っているんだね、 とも。
というわけで、私には 世にも不思議なものに見えたが、 ちゃんと意味があるらしいのでした。 もし、機会があったら、ぜひ、 実物を見てみてくださいね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
|