2007年09月25日(火) |
あらら、そうだったんですか…それはそれは… |
ウォーキングしていると、 放置自転車や無断駐車、放置ゴミなどがとても目立つ。 そのたびに、私は、都や区に連絡したりして、 対処をお願いしたきた。
以前、これらの放置ものたちのことを調べたら、 放置されている場所によって、 処理の仕方が違うと、区役所の人が教えてくれた。
道路に放置されている場合は、その道路が 都が管轄しているのか、区が管轄しているのかで違うし、 マンションなどの敷地内に放置されると、それは、 敷地の持ち主が、処理をしなければならないということだった。
そして、このところ、 この敷地内無断駐車や、放置バイク、放置ゴミ などが、増えているのだそうだ。
駐車禁止隊による取り締まりが厳しくなったので、 勝手に敷地内に駐車したり、 家電製品や粗大ゴミの回収代金がかかるようになったので、 敷地内に勝手に捨てていってしまうのだそうだ。 そして、争いになったりしているらしい。 ひどい話しである。
さて、そんな前フリはさておき。
実は、先日、この話しを裏付けるような すごい状態のマンションを見つけたのだ。
ほら、これだ。 何があったのか、知らないが、 すごい状態になっていた。
ひもだ。 ひもが張りめぐらされている。
かなり必死な感じを受ける。 きっと、相当困っているのだ。 駐車するな、ゴミを捨てるな、 何枚もの貼り紙もしてあるしね。
きっと、 相当困ったのだ。 でなければ、 ここまではするまい。
なので、このマンションでは この場所を見張るための防犯カメラも ちゃんと設置していた。
ふーむ、 こんなになるまでするというには、 きっと何かあったに違いない、 と思いながら、写真を撮っていた。
すると、このマンションの 管理人さんらしきおじさんが 出てきて、そして、 私をじぃーーと見たのだ。
どうやら、私が、この場所を、 写真に撮っているのを、 防犯カメラで見て、出てきたようだった。
怪しまれたんだね。 写真を撮っていただけ だったんだけどね。
私は、瞬間的ににっこりして言った。
「こんにちは」 (こんなときには、にっこり、こんにちはが効くのだ)
すると、おじさんは、 こう話しかけてきた。
「なんで、写真撮ってるの?」 「あららぁ、すごい状態だなぁと思って… 何かあったのかと思って… ちょっと記録に。すごいですね。」
「このあたりの方?」 「いいえ、ウォーキング中で、このあたりに 住んではいません。 こんな状態のは見たことなかったので…」 「あ、そう、この近所の人じゃないのね?」 「ええ、違います。ちょっと離れています」
と、弁解気味に言うと、 すると、おじさんは、 こう教えてくれたのだ。
「あのね…こうしないと、 このあたりの人は、粗大ゴミを、 勝手に、どんどん置いていくんだよ。 駐車もするしね、ひどいものなんだよ。 ひどいだろう? 何度も被害にあって、そのたびに、 マンションで処理してきたんだ」 「ああ、敷地内にあると、 敷地内の方が処理しないといけませんもんね」
「そうなんだよ… それに、ちょっとそのことで、 争いもあってね」 「何かあったんですか?」 「うん、住民と、捨てに来た人が 言い争いになったことがあったんだ。 それから、防犯カメラもつけたんだ」
ということで、争いにもなったらしい。 粗大ごみを捨てに来た人は、 あくまで、自分のゴミではないと言い張ったそうだ。 そして、言い争いになり、警察沙汰になったと 言うことだった。
それで、それから、証拠になるようにと、 防犯カメラをつけたということだった。
なるほどね… だから、 こんな状態にしたんだね。
私はかなり、この状態に納得できた。 ひどいことをする人がいるんだね。 最後にこのおじさんに、
「ずっとこうしてひもを付けたままには できないでしょうから…大変ですね」
と、問うと、
「うん、防犯カメラをつけても、夜だと、 よくわからないし、防犯カメラを避けるように 置かれると、わからないしね。 当分、このままだね。 まったく、モラルを疑うよね…」
と言っていた。 この当たりの住人と、このマンションの争いは、 当分続くのだろうなぁと、感じられた。 このひもを取ったら、すぐにまた置かれちゃうだろうしね。 このひもは生命線だね…
なんだか、とてもため息のでる 出来事だった。
ともかく、こんなところが増えている。 いかんなぁ… モラルがさがっているんだなぁ… などと、しみじみ思ったのでした。
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