2007年07月18日(水) |
驚きの…おばさんからの申し出 |
《お願い》 あなたが誰かに「ほめてもらって、嬉しかったことば」 を、ぜひ、教えてください。「詳細はコチラから」
さて、昨日からの続きです。
このおばさんは、 唐突にネコの話しをし出した。 私は、??と思ったが、話しをあわせて、
「そう、ネコさんかわいいよね」
などと、答えると…
なんと、 おばさんは、 こう言ったのだ。
「あっ、あのね、 えっ、えさ買うの、ネコの。 だっ、だからね、 300円必要なの。 300円持ってない?」
なんと、おばさんは、 300円、ねだってきたのだ。 ネコのえさ代だと言って。
このおばさんは、なんと 「300円、ねだるおばさん」 だったのだ。
以前、「100円くれないおばさん」の 話しを書いたが、それよりも3倍の300円。 しかも、ネコのえさ代としてほしいと言うのだ。
それだけではない、私は気がついた。 このおばさん「300円持ってない?」 と言うときには、かなりハッキリと言ったのだ。 どもってもいなかったし、 もごもごもしていなかったのだ。
ふーむ… このおばさん…いったい何者なのか… なぜ、こんなことを言うのか…
100円くれないおばさんは、路上生活者だった。 しかし、このタンクトップのおばさんは、 路上生活者風ではなく、お風呂も入っているし、 わりと、こざっぱりとした感じで、 片腕に、ちゃんとブランド品みたいなバックまで 抱えているのだ。 (本物かどうかはわからないが) しかも、このあたりには、 路上生活者はいないはずだし… (このあたりは高級住宅地なので、管理されている)
私は、ちょっと考えたが、 こう答えた。
「カッパはあげられるけど、 あげる300円は持ってないわ。 ネコのエサは、自分で買わなきゃ。」 (あげない300円は持っていた)
すると、おばさんは、 がっくりしたように、こう言った。
「かっ、カッパはいらない。 そう、300円…ないの」
どうやら、濡れていても、カッパはいらず、 300円だけほしいらしい… とっても残念そうな顔をしていた。
もう少しこのおばさんのことを知りたいと思ったが、 なにしろ、小雨はしとしとと降り続いていたので、 おばさんが濡れてしまうし、悪いと思い、 ここで、おばさんと別れることにして、 再び、
「今日は滑るから、気を付けて帰ってね。 じゃ、またね…さよなら」
と言って、おばさんから離れた。 私はおばさんが行く方向と逆の方向へ歩き出した。
おばさんは、また足を引きずりながら、ゆっくりと、 小雨に打たれながら、この道の先にある階段通りに、 向かっていった。
しかし… 私はどうしても気になった。 このおばさんが。 いったい、何者なのか… なぜ、こんなことをしているのか。
そこで、 このおばさんの後を、ちょっとだけ ついていってみることにした。
すると… このおばさんの意外な行動を 知ることになった。 そして、おばさんの実態も…
この続きは、また明日書きますね。
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