2007年05月29日(火) |
人生は…わからないものなんですね。 |
昨日(28日)は、松岡農水大臣の自殺のニュースで 日本中が驚いた日でしたが、 もう一人、ザードの坂井泉水さんも亡くなり、 そのニュースも同じように驚きをもって放送されていた。
この2人の死亡が確認されたのが、奇しくも慶応病院で、 私は昨日、歯医者に行くために、 この慶応病院の前を通ったのだった。 慶応病院の回りは、かなりごった返していた。
昨日、松岡大臣と坂井さんのことを 私が知ったのは、午前中のニュースでだった。 TVに慶応病院が映し出されていた。 あらら、今日、慶応病院は大騒ぎだわね、 大変なことが起こったのね… などと思いつつTVを見ていた。
さて、午後2時頃私は、歯医者に向かうべく家を出た。 もちろん、歩いていくので、カメラも持った。
慶応病院が近づくと、ヘリコプターの音が ブンブンし、道路には取材班の中継車が たくさん止まっていた。 (慶応病院の前の道)
そして、慶応病院の入り口付近では、 こんな状態でかなり混み合っていた。 私は、この状況を遠巻きにみていた。 (慶応病院正面入り口)
すると、私に声をかけてきた女性がいた。
「あの〜、いったい何があったんですか? 誰か、有名な方でも入院でもしたんですか?」
そう、慶応病院は、ちょっと前には、王貞治さんも 入院していたし、何かと話題になる病院でもあるのだ。 そこで、私は、
「ええ、松岡大臣とザードの坂井さんが亡くなった ニュースでごった返しているんです」
と、答えると、その女性はとても驚いて、
「松岡大臣って、あのお水の松岡大臣ですか? 1本5000円水を飲んでるっていう? 何かあったんですか?」 「ええ、そうです、その松岡さんです。 自殺したらしいです。」
すると、その女性は、こう言った。
「えっ、自殺?強面の顔立ちで、何があっても 生きるって感じの人だったけど、 自殺ですか…人はわかりませんね…」 「本当ですね、わからないですね」
私も思わず、大きく頷いた。 本当に、人は見かけによらないものだ、 内面はわからないものだとしみじみ実感として感じた。 そして、その場を離れて、歯医者に向かった。
帰りは、病院の裏側の方を通ってみたら、 こんな状態で、歩くのが大変な感じの騒ぎだった。 (道路をはさんだ側が裏、白い車の後ろがみえているところ)
どうやら、この病院の裏手から、阿倍総理や他の大臣たちが、 入って行くらしく、もう間もなく、阿倍総理が来るらしかった。 取材陣の話を何げなく聞いたのだ。
しかし、阿倍総理を見ても仕方ないので、 私は足早に、この場を通り過ぎた。
通り過ぎたところで、手を合わせて お二人の心からの冥福をお祈りした。
ふと、気がつくと、この通りには、 黒塗りのタクシーやら、公用車がたくさん止まっていた。 改めて、大変なことが起こったんだなぁと思った。
そして、今日。
私は、東京地方裁判所に行く用事があったので、 霞ヶ関にある裁判所に向かった。 そして、途中で国会議事堂前を通ってみた。
国会議事堂はいつもと何一つ変わらず、 静かで、堂々たる姿でそこにたっていた。
この中でいったい、何があったんだろう、 この中ではどんなことが渦巻いているんだろうと、 思わずにおれなかった。
お二人の心からのご冥福をお祈りします。合掌
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