2007年05月24日(木) |
ほぅ…生きてるね、頑張っているね、いいね。 |
5月になってから、木々達の葉っぱも グングン育ってきて、この頃はますます元気になり、 枯れ木のようだった木々も、実はこんなに元気なんだよん、 などと言っているような感じを受ける。
さて、今日は、そんな
「おおっ、やっぱり木はスゴイね。 頑張っているね」
と思った木たちの紹介だ。 私は驚きの頑張っている木々を見つけるのが 大好きなのだ。 そして、そんな木々はあちこちにあるのだ。
まず、これだ。
この木は、階段の下の狭い庭に押し込められ、 枝を曲げながら育っていた。 そして、冬の間は、こんなふうに ちょっとみすぼったらしく枝を出していた。
「なんの木なんだろう、枝をぐんにゃり曲げて、 気の毒だね…」
などと思っていた。 すると、5月になって、めきめきと 葉っぱをだして、こんな感じに育ったのだ。
「おおっ、もみじだったのね。 葉っぱが出てくると、さまになるんだね」
などと、しみじみ眺めてしまった。 こうなっていると、みじめさはないね、 そして秋にはあかく色づくんだね。 今年もしっかりね。
次は、この小さな木だ。
かつては、普通の木のように育っていたが、 ある時、枝をばっさりと切られてしまったのだ。 そして、こんなみょうちくりんな形に なってしまったのだ。
しかし、 この木は負けてはいない。
毎年この時期になると、こんなふうに、 精一杯葉っぱを出すのだ。 頭の上にちょこんと。 この葉っぱたちがとてもいじらしいのだ。
「まだまだ生きているんだ」
と主張しているのだ。
「やるね、木、頑張れよ、 応援するぞ!」
声をかけずにおれない木だ。 私は、毎年声をかける。
さて、最後はこれだ。
冬には、こんな感じで寒々しい感じだった。
それが、5月になったら、こんな元気な 葉っぱをつけた。
「この木もこんなに 見違えるようになるんだね」
などと、思わず見とれたが…
この木、なかなかに スゴイ木なのだ。
実は、木の幹が、 こんなふうに、 塀に埋もれているのだ。 ほらね。
そう、塀にしっかりと囲まれて 窮屈そうな木だったのだ。
この木の真横に塀を作ることになったんだね… こんなにぴったりとしなくてもいいのに、 などとも思うけど。 でも、今年も元気に立派に葉っぱをつけた。
なんとなく…
「ご苦労様だね…」
などと声をかけたくなる木なのだ。
もちろん、私はこの木の前を通るたびに、 そう声をかけているが、冬のころは、
「ええ、苦労してます…」
と言っているように思えても、この季節になると、
「いいえ、全然大丈夫、元気です、ほぅらね」
などと言っているように思える。 まっ、どちらにしても、 元気で葉っぱがふさふさがいいね。
というわけで、今日は、 元気な木たちの紹介でした。
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