まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年02月06日(火) あっ、あの、おんぼろ家が…

昨日、いろいろなその後について書いたが、
大物のその後が、もう一つあったので、今日はその話。


昨年の2月15日に、「おんぼろ家…すごいわ」で、
閑静な住宅街にある今にも壊れそうな、家のことを書いた。
その後、気になってたびたび、この家をチェックしていた。
おんぼろ家は、どんどんひどくなり、

「あーあ、今度地震が来たら、
 もう倒れるね」


と大いに憤慨して思っていた。
1年前よりもさらにひどい状態になっていたからだ。
例えば、屋根なんて昨年よりも、壊れている。





お隣さんの境も、こんな状況だったし。





これは、ひどい。
「家主、さっさとなんとかしなさい!」と、
いつも、思っていたが、
どうすることもできなかった。


そして先日、
このコースを久しぶりに通ってみたら…




あーーっ、


解体している。







そう、解体が始まっていたのだ。


私は、嬉しくなって、この家に駆け寄り、
解体作業のおじさんに思わず声をかけた。


「わぁ、よかったぁ、解体するんですね」
「うん、そうだよ」
「いつから、始めたんですか?」
「今日の朝からだよ」



ひぇ〜、
今日の朝からだって。
ラッキー!
解体のはじめから見れる。
私はワクワクして聞いた。
 


「大変ですね、どうやって壊すんですか?」
「この家は、こんな状態からだ、上に乗れないし、
 周りは家に囲まれているから、足場を組んで
 やるしかないね、危ないから大変だよ」
「いつ崩れてもおかしくないですもんね。
 どのくらいかかりそうなんですか?」
「足場組んで、危険防止して…それから解体だから、
 普通の解体より時間かかるね。まぁ、10日間
 くらいはかかるかな」


なるほど…足場を組むので、
時間がかかるらしい。お金もね。
そして、こんな風に足場を組み始めていた。
(この写真の手前に見える木を枝を
 覚えていてくださいね)





ぼろぼろの塀に囲まれていて、今まで
見えなかった内部をじっくりとみることができた。
どうやら、かつては普通の家だったらしい。
中のあったふすまや障子なんてぼろぼろだ。
戸棚とか、家具とか残っているものが見えた。





「中にものがまだ残ってますね…」

こう聞くと、なんと、
おじさんは、こう言ったのだ。



「大家さんは、つい、
 最近まで住んでいたって
 言うんだよね」



ひぇ〜、
つい最近まで住んでいたって?
私は思わず、



「それは、大ウソです」


などと大きな声で反論した。
すると、おじさんも、こう言った。


「この傷みようじゃ、7〜8年くらいは
 放っておいたと思うんだけどねぇ」
「大家さんのつい最近というのは、
 7〜8年くらい前のことなんでしょうかね」
「そうらしいね」



2人の意見は一致し、頷きあった。
私は、その後、しばらく解体作業を見守り、
この解体を最後まで見届けようと決意した。


そして、3日後に行くと、
こんなふうになっていた。






さらに1週間後に行ってみたら、
こんなふうに何もなくなっていた。






こうしてみると、
意外に広かったんだとわかった。
お隣さんがすっきりと見えた。


そして、さっき覚えておいてくださいと
お願いした木だが、こんなふうに、枝を切られ、
ばっさりと解体されていた…






てなわけで、気になっていた、
おんぼろ家、ついに解体されたのでした。
ともかく、地震が来て倒れる前に、
解体されてよかった、よかったと思いました。
この土地がどうなるか、また見続けようと思います。





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