2006年04月04日(火) |
石焼き芋を値切ってみる |
いつものように、 元気にウォーキングに元気に出かけ、 1万歩ほど歩いて帰ってくる途中…
「いしや〜石〜焼き〜いもぉ〜」と 石焼き芋屋さんの車がやってきた。
寒い時期には、とてもおいしい焼き芋。 そうね、焼き芋も悪くないわね、 最近食べてないし…。 ということで、今年3回目の 焼き芋を買ってみることにした。
ちょうどお腹も空いてきたのでぴったり。 そう決心して、 焼き芋屋の車に向かって手を挙げた。
すると、すぐに車がやってきて、 丸っこいおじさんが車から降りてきた。 あら、いつもの人とちょっと違う… 前に買った人とは違うおじさんだった。
おじさんは、焼き芋のフタを開けながら、 いきなりこう聞いてきた。 「どうする、いくつ?2本?」
おじさん、いきなり2本ときた。
焼き芋の値段は微妙なので、 買う前に値段を聞くことが大切である。 私はそのことを知っている。
「その前に、1本いくら?」 と私は元気に聞いた。 すると、おじさんは、 「300円。でもあんたはいい女だから、 2本で500円でいいよ〜」 などと言う。
おじさん、かなりいい加減である。
なかなかすすめ上手と言いたいところだが、 私は、花粉用の大きなマスクをしていて、 顔の2/3は隠れていて、 (出ているのは、目だけ) その上、ウォーキング用のかっこう。 しかも、汗だく… セールストークだとすぐにわかる。 どんな人にもこう言っているのだ。
私はそんな手には乗らない。
「いいや、おじさん、私は1本でいいの」 「でも、2本で500円にするよ、2本?」 「ううん、1本でいいの」
おじさんは、どうしても2本売りたいのだ。 石焼き釜の中には、確かに多くの焼き芋が ごろごろといっぱい入っていた。 しかし、私は、きっぱり1本と言って、 おじさんが選ぶ焼き芋をじっと見ていた。
おじさんは、チラシに焼き芋を包んで、 「はい、300円だよ」と 私に渡そうとした。
しかし、私は見ていた。 おじさんが選んだ焼き芋は、 焦げていたし、貧弱なヤツだった。
焼き芋は、ちゃんと選ばないといけないのだ。 私は以前、とんでもない焼き芋を つかまされたことがあるのだ。
私はおじさんに、 こう言った。
「おじさん、その芋どんな芋?」 おじさんは、チラシに包んだ焼き芋を 開けてみせて、 「ほら、大きいよぉ」 などと言った。
見ていたとおり、やっぱり焦げていて、 背は高いが貧弱な焼き芋だった。 こういう細っこい焼き芋は あまり食べ応えもなくおいしくないのだ。 焼き芋は、太目がいいのだ。
「おじさん、これで300円なの? どのくらいの大きさのが300円?」 「このくらいの大きさは300円。 コッチのもっと大きいのは400円」 「計ったりしないの?」 「しないよ。だいたいでわかるんだよ」
おじさん、かなりいい加減である。 焼き芋は、ただ大中小って感じ。
私は、思いきって言った。
「私、この芋イヤだな…、痩せてるもん。 ほら、その手前のヤツがいいな」 「えっ、これかい?」 「そうそう、その芋」 おじさんは、しぶしぶその芋を手に取った。
「それはいくら?さっきのより小さいけど」 そう、私は、小さいけど、形のいい、 焦げてない芋を選んだのだ。
「これも300円だな」 「えっ、だってさっきより小さいよ。 それは200円くらいじゃない?」 「200円は、もっと小さいの。 300円だよ。」 「でも、さっきのより小さいもん、 比べてみてよ」 「……じゃ、これは250円にするよ」
なんとか、値切ってみた。 よしよし。
しかし、おじさんも負けてはいない。 さらにまたこうすすめてきたのだ。
「これに、この大きいのをつけて、 2本、500円でいいよ、おまけだよ」 「いいの、この1本で、十分。 おじさん、どうもありがとう!」 私は、ていねいに断った。 そして、おじさんに250円支払った。
おじさんは、私が選んだ芋を チラシに包んで渡してくれた。
ところで… 私はいつも疑問に思っていることがあったのだ。 そこで、このおじさんに聞いてみることにした。
「ねぇ、おじさん、焼き芋って いつ頃まで売ってるの?もう終わり?」 「いや、4月の終わりまで売るよ」 「ふぅーん、それが終わったら、何をするの?」
そう、石焼き芋屋さんは、 この時期が終わると何をしているのか、 疑問だったのだ。
で、聞いてみたのだ。 この続きは、長くなるので明日書きますね。
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