2005年08月25日(木) |
午前2時、火事だって? |
今日は朝から、雨だった。 TVをつけたら、台風が来るという。 おおっ、こりゃ大変。 植木を非難させねば。
高層マンション建築現場のおじさんを探しに 行こうと思っていたが、今日はやめることにした。 今日はいないだろう、この雨だし。
と、今日はこんなことを書きたいのではない…
実は、先日びっくり事件が起きたのだ。 ここのところ、高層マンション建築反対運動に 燃えていたので、書くのが遅れてしまった。
なんと、夜中の2時に、 「火事です、火事です、非難してください」 と、マンション中に放送が流れたのである。 (何かあると、マンション内に自動的に 緊急放送が入るようになっているのだ)
夜中の2時。 火事だって? 私はまだ起きて仕事をしていた。 隣人もまだ帰ってきてはいなかった。
反射的に、ベランダに出て外を見てみる。 マンション内の放送だというのに、 外の状況をまずは、確認する。 し〜ん。 静かだ… サイレンも聞こえない。 外は大丈夫。
次に、このマンションから煙でも出ているかと、 あちこちの窓から調べてみる。 「煙、見えなし!異常なし!」 どうなっているのか? 間違い放送か?
しかし、放送があったのは確かなので、 いったん玄関に出てみることに…。 しかし、ここは、油断禁物。 扉を開けたら、よく煙がどわーっと 入ってくるなどということもあるから、と 思い出し、ぬれタオルを一応手に持つ。
「よぉしっ!」と、玄関を開ける。 煙はない。 火災のニオイもしない。
しかし… だからといってどうしていいかわからない。 おたおた。
すると、下の階のエレベーターホールから、 ざわざわと声が聞こえる。 (エレベーターの機械の隙間から、 声が響いて聞こえてくるのだ) 耳をすまして、よく聞いてみると、 「どこなの」とか 「火事か」とか騒いでいる。 みんなわからないのだ…。
お隣に住んでいる外国人の男性も出てきた。 「ドウシタンデスカァ、カジデスカ?」 「わかりません、何でしょう…」 「シタニイッテミマショウカ?」 下では、まだざわざわしている。
一体どうなっているのか… 本当に火事なのか… とりあえず、お隣さんと、 階段を使って、降りてみることにした。 すると、8階あたりが騒がしい。 8階に行くと、マンションの人が集まっていた。
「何ですか?」 「それがわからないんです。今、理事長さんが 警備会社に電話をしたので、それを待っているんですが…」 「煙もないし…、何階かわからないし…」 「火事じゃないと思うんです」 「そうですよね、何もないですよねぇ」 「大丈夫と思います」 「じゃ、とりあえず、部屋に戻ってます」 と言って、部屋に戻るが気持ちは落ち着かない。
とりあえず戻ってきたが… その後何ごともない。 警備会社は来たのか… 火事は大丈夫なのか… しばらくして、玄関を開けて、 声が聞こえないか耳をすますが、
し〜ん……だって。
声も全く聞こえなくなってしまった。 すでに午前2時半を過ぎている。 誰に、連絡することもはばかられる。 きっと、大丈夫だったのね。 そう思うことにした。 本当に火事だったら、何か連絡があるだろう。 そう思って、落ち着くことにした。
午前3時。 隣人が帰ってきた。 「ねっ、なんか変わったことなかった?」 「いや、別に…なんかあったの?」 一通り説明するが、何ごともなかったらしい。
いったい何だったのぉ? 気になっていた…
すると、2日後にお知らせ版に張り紙があった。 「先日、午前2時、○階より火災警報が 押されました。確認したところ、 お子さんのいたずらと判明しました。 ご迷惑おかけしました」
2時に、お子さんのいたずら…だって? なぜだっ! 疑問は残ったが、どうやら、そうらしい。 「お子さんのいたずら…」
「全く…2時にいたずらなんてするんじゃないよっ」 と張り紙に向かって、ひとしきり、怒ったのであった。 ひとまず、火事騒動は決着。 やれやれ。
■「ことば探し」に戻る→http://www.kotobasagashi.net/
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
|