久しぶりに夕方のウォーキング。
張り切って出かける。
今日は新宿の世界堂目指して歩くことにした。
どうしても欲しいポストカードがあるのだ。

手や肩をほぐすために、ぐるぐると回しながら、
裏道の近道を元気に歩いて、新宿に出る。

さて…
世界堂に行く途中に、
結構大きな宝くじ売り場がある。
その宝くじ売り場が見えたきた。
「ドリームジャンボ宝くじ」売出し中。
旗がなびいている。

「何がジャンボなんだか…」と思いつつ、
宝くじ売り場のちょっと離れた場所から
宝くじ売り場の様子をうかがう。
実は、買うかどうか…迷っているのだ。

ここは、当たりそうか？
夕方はあまり買う人がいないな…
売れてないのか…
この緑に囲まれているのはいいかも…
おおっ、１等もでているらしい…
おばちゃんの感じはどうか？
売り場の見極めも大事である。
（なんの基準ももちろんないが）

１千万人に１人しか当たらないと知っているが、
しばし、ここで買おうかどうか考える。
いつも必ずはずれる宝くじ。
今まで、最高金額１万円の宝くじ。
しかし、買わねば当たらない宝くじ。

「別に１等でなくてもいいわけだしね。
　２等でも３等でもいいとすると、
　ちょっとは確率は上がる。
　買わないと…当たらないしね…、
　でも、一枚３００円は高いな。
　でも、買わないと当たらないしな。
　でも、確率はとても低いんだよな…
　３００円を１０枚買うと３０００円。
　これで、１００万に１人の確率になる…
　でも、１０枚ってことはないだろう…
　うーむ…」

頭の中は大揺れ。しばし思案。
ふと、

「宝くじを買うには、やっぱり
　午前中で、黄色のものを持って、ヘビのものを
　持つといいとか聞いたぞ…
　何度も当たった人がそう言っていたな」

なんて宝くじ長者のことばを思い出す…
今日は何も持ってはいない。しかも夕方。

まっ、今日はやめておこう…と
決心してすっぱり立ち去ることに。
思ったより時間を食ってしまった。
急ごう。

世界堂に着いて、ポストカードを買う。
そうそう、
今日は、世界堂に来る目的で、
宝くじではなかったのだ。
そうそう、
今日は１枚１５０円のポストカードを
買う日だったのだ。

１０枚ほど買って割り引きされて１２５０円。
考えてみると、宝くじには割引がない。
そう考えると、
ポストカードの方が価値ある。
確率も確実だし…、
などと、どうでもいいことを考えながら、
再び元気に歩いて帰ってきたのだった。

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