2011年06月20日(月) |
脱「趣味の域」その2 |
何の酔狂か「自炊」の喜び(というか必要性)に目覚めた私は 早速可能な限り、食事を自らの手によって作り出す、という無謀な挑戦を始めたわけだが 人間とは全く怠惰な生き物で
「誰かに振舞う為のモノ」ではなく 「自分自身が満足さえすれば良いモノ」と意識の向き先が変わった途端
時間、予算、材料、全てにおいて合理的な方向へ走ってしまうことに気が付いた。 いやいや、もしかしたらそんな怠惰な考えの持ち主は私一人だけかもしれないので 「人間とは」なんて、まるで皆がそう思ってるぜ、なんて言い方したら失礼か。
…なんて思いつつも、世のお母様方が 「今晩は残り物でいいよね?」とか「昨日と同じでいいよね?」 なんて会話が日常的に飛び交ってるような気がするので、この考えは私一人だけでは無いはずっ!と思うと同時に、その気持ちが身をもって良くわかり始めた昨今であります。
私の場合、炭水化物と言えば米と同列に扱えるくらいパスタが好きなので 「とりあえず」的に作る場合は、決まって 茹でたスパゲッティ + ツナ缶 + ダシ少々 これ、最強。お米の場合なら「お茶漬け」と同じレベルで作るくらいお手軽定番。 余裕があれば余りの野菜を入れる時もあるけど、このパスタを作る時点でそんな気力も無い状況なのは言うまでもない。 以前は夜食代わりによく作っていたが、石を拾って以降「夜間は食べない」を徹底しているのでこの定番パスタもとんと御無沙汰になった。
そう、これまで一時的に作ってきたレパートリーのほとんどは、「自分さえ満足すれば良い。」という観点から、ひたすらお手軽さばかりを突き詰めていったのだが、石を拾ってからというもの、合理主義ばかりに走るのも如何なものか?とも思うようになったのですよ。 食べる時間に気をつけるのはもちろんのことだが、炭水化物だけではダメだということ。 多少の手間ヒマをかけてでも野菜や魚等々、バランス良く摂取しなければならない。
…なんて思っている内に、自炊を始めて早々に考え方だけでも主婦の域に達しつつある自分もどうかと思ったが、料理が「趣味」から「生活」に変わった時点で誰もが通る道か。そうだよな。
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