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2011年03月03日(木) 折れた…心が折れた


《長文ですぞ。読み飛ばすなら今のうち。》

本来なら他部署Aがやるべき仕事が。
『頼りないから』という理由だけで私のところに回ってきた。んな理不尽な。

とは言え直属の上司さらにはその後ろに見え隠れするボ◎の指示とあれば
動かざるを得ない。その時点でそれはもう私の仕事。

早速仕事合間を見て取り掛かるも、やっぱりどう見てもAの仕事。
と言うよりもフタを開ければ(出来る出来ないではなく)社内的な立場上
『私では触(さわ)れない、触ることが出来ない。』内容と判明。
え?私がやっちゃっていいの?…とそんな代物。

にもかかわらずAは相変わらず見て見ぬ振り。
と言うかぶっちゃけ『自分がやるべき仕事』と微塵も思ってない。
もう溜息しか出ない。

なので
『立場上触ることができない部分もありますが、やれる範囲でやっておきますね。』
と予め断りを入れてから仕事にかかる。一応、全体の1〜2割くらいのボリュームで
私が触るべき部分も含まれていたのでその範囲を中心に。

しかし納得がいかない。
いくらAが頼りないからとはいえ
たった1本紛れ込んでた異端(本当はこれが正常)の木だけを見て
森全体の管理に私を指名するか?んなアホな。
大半は私が関与できない部分なのに。

まぁ上の人たちはそんなの見てないからね。
関係ないもんね。
森は森だもんね。
うん、わかってるよ。
だから損な役回りとわかりつつ引き受けたさー。

一人では何かと心もとないので
《触ることが出来る立場だけど触るスキルは持っていない》
というAの部下B子の協力を得て、コトを進める。
『ここは直しても大丈夫?』
『この部分は何に使うの?』
と一本一本これがどんな木かを確認しながら丁重に取り扱う。
完全なハズレくじ仕事だと思いつつ。
それでも今まで話した事がないB子が素直な子だったのがせめてもの救い。

で、
B子他数名の協力を得て、どーにかこーにか仕事もひと段落。
ゴールも見えてきたので『後は私一人でも出来るから皆さんは自分の仕事やってください。』
とお礼を言って最後の〆作業にかかる。

みんなありがとう。本当にありがとう。

めでたしめでたし…







で、終わればどんなによかったことか。
しかし話はこれで終わらない。

作業を終え、片付けや後処理をしている私の元へ

ふらりとやってきた A

偶然とは言えまるでタイミングを見計らったようにやってきたAは
来るなり、そして今回の作業部分を見るなり

A『これってさぁ、〜じゃぁダメなんだよねぇ。』

と言い放って、いきなりガタガタと手を出し始めた。
そして私の汗の結晶、一瞬にして台無しにしやがった。

唖然、唯々唖然。
そして
何の躊躇いもなく、カスタマイズを始めるAの後ろ姿を見て
もはや怒りや呆れを通り越え

完全に心が折れた。

なんたることよ。
私のこれまでの苦労は一体なんだったのか。
胸にふつふつと込み上げる言いようのない虚しさを抑えて
とりあえずその場では何事もなかったように後片付けを済まして去る。

手伝ってくれたB子、仕事の依頼主等々に顛末を説明し
『ごめんね、せっかく手伝ってくれたのに。』
『申し訳ありません、私としてはやるだけのことはやりましたが力になれませんでした。』
『とりあえず、私が関与する部分だけは何とかしましたので。』
とだけ伝え



Aが去った後の現場へ戻って



全部自分が作業する前の状態に戻してやった。


バカヤロウ!


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