2010年09月06日(月) |
遅咲きのピアニスト(353) |
【似非ピアノ協奏曲】 【ペガサス〜精霊の冠】も演奏に6分10秒台と目標の6分切りまであと一歩の状態まで来たので、ここらで恒例の『原曲並奏』をしてみる。 『原曲並奏』とは、そのまんまで原曲をバックで流して一緒に演奏する。という練習で、原曲と併走して弾くことで各小節、各メロディの微妙なテンポの違いが弾きながらにしてリアルタイムでわかる画期的なトレーニングです。
とは言え、早い段階でこの練習を行っても、こっちが躓こうがミスしようが構わず進んで行ってしまう原曲についていくことすら不可能で、1.ある程度原曲に近い速さで弾け、2.原曲に左右されることなく自分の演奏が出来、3.原曲と自分の演奏を客観的に聞き分けられる 段階じゃないと、この練習はかえって逆効果。 となると、もう仕上げの段階くらいまで来ないと出来ない練習で、【愛の旋律】の時もこの練習をやり始めたのは発表会の2ヶ月前からでした。
んで、早速この練習やって気付いたことが幾つか。 現状、原曲5分40秒に対し私の演奏はプラス30秒の6分10秒台。 【ペガサス】3分15〜20秒 【精霊の冠】2分30〜40秒で最終的に5分台後半で収めるのが目標なのですが、原曲と一緒に弾いて…あらビックリ。 【ペガサス】に至っては、原曲よりも自分の演奏のほうが僅かに速いテンポで弾いている。 難しい箇所が多い楽譜だけに遅れるだろうなぁ〜なんてずっと思ってただけに意外。なんやもうちょっとマッタリ弾いても大丈夫なんだね。
じゃぁ【ペガサス】は原曲よりむしろ速いくらいなのに、終わってみたら私の演奏はプラス30秒てなんで…?と思ったもうひとつのビックリ。 【精霊の冠】の原曲のテンポが私が想像していたテンポよりも遥かに速かった! 素朴で優しいメロディに騙されてました。確かにまだ完成もしてないので原曲よりも遅れるとは予想はしていたが、まさかここまでとは…うーん… 割合的には【精霊の冠】のほうが完成度から言っても問題点は多いのはわかっていますが、テンポのことも含め【ペガサス】もある程度足引っ張ってんだろうなーなんて思いながら弾いていただけに、いろいろ勉強になった。やっぱ自分の演奏だけだと気づかないこといっぱいだなぁー。
ドラクエは原曲がオーケストラなので、この練習すると合奏してるみたいで軽く陶酔できる。 これが原曲もピアノ演奏だったりすると、ピアノ対ピアノで喧嘩になりそうな気がしないでもなく、この『原曲並奏』はドラクエならではのトレーニング法なのかもしれない。
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