| 2010年04月29日(木) |
遅咲きのピアニスト(304) |
【目安表】 あるピアノ曲を、弾けるようになるまでの練習方法、過程は人によって様々ですが 私の場合たいていは 『音拾い』 全体の音を拾って各小節の難易度を肌で感じる。出来ればついでに『暗譜』する。 ↓ 『弾き込み』 ゆっくりでいいので、同じテンポで最後まで完奏出来る状態にする。曲の原型づくり。 ↓ 『仕上げ』 苦手小節の練習及び全体のバランス、表現・演出面の仕上げ。 この3ステップで進行することが多い。 もちろん他にも練習の進め方はたくさんあるし、この進め方が今後の自分にとってもベストだなんて言うつもりもありませんが、この3年間を振り返って現時点ではこのパターンが一番しっくり来るみたい。
そして、その進行パターンを続ける中で見出した私なりの理想比率が
『音拾い』:『弾き込み』:『仕上げ』 = 2.5 : 2.5 : 5.0
ということ。 これはそのまま、『練習期間』に置き換えることも出来て 例えば、1曲にかける練習期間を1年とした場合
『音拾い』:『弾き込み』:『仕上げ』 = 3ヶ月 : 3ヶ月 : 半年
ということになります。 ちなみに、現在発表会に向けての練習曲【ペガサス〜精霊の冠】もこのスケジュールを目安に、現在ステップ2である『弾き込み』の段階であったりします。
で、これらの表を元に、もうひとつ『経験年数』という時系列を加えて 自分なりの《目安表》なるものを作ってみた。
《目安表》| ピアノ歴 | 『音拾い』 | 『弾込み』 | 『仕上げ』 |
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| 1年目 | 3 | 3 | 6 |
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| 2〜3年目 | 2 | 2 | 4 |
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| 4〜5年目 | 1.5 | 1.5 | 3 |
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| 6年目以降 | 1 | 1 | 2 |
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| 最終目標 | 0.5 | 0.5 | 1 |
|---|
表の数字には、そのまま曲の難易度に応じて『年』なり『ヶ月』なり『週間』なり『日』なり『時間』と単位を入れてもらえればと。 例えば1年目に、音拾い3ヶ月、弾き込み3ヶ月、仕上げ6ヶ月かけてたとしたら 同じ難易度の曲であれば、 2年目は、音拾い2ヶ月、弾き込み2ヶ月、仕上げ4ヶ月かけて修得する というのが目安だというコトです。 簡単な曲であれば、『週』や『日』と単位を置き換えて一緒の見方。
まぁ、こんな上手く表通りにいくとは思えないけど 目安になればなぁ…ってな感じで作ってみました。
こんな感じで、経験等を元に作り上げた物事を修得する上での "指針""目安" みたいなモノがありましたら、(ピアノに限らず)是非教えて下さい。参考にしたいです。
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