2009年05月16日(土) |
遅咲きのピアニスト(194) |
【Looking back upon happy bygone lessons…】
【楽譜:愛の旋律】 ちょっと大っきい画像バージョン。
改めて楽譜を見直すと… よくこんなの弾けたなと、つくづく思う。 この曲、演奏できるまで2年はかかるだろうと踏んで本当は来年の発表会で弾く予定でした。 それが今回の発表会で弾くことになろうとは。 自分でも驚きです。
そういや昔から憧れてたな。 見た目小難しい楽譜に、ごちゃっていろんな書き込みがしてあるの。 素人目から見ると、それがすごくカッコよく見えた。 『ぅおー、なんかようわからんがとにかくスゲー』みたいな。 精密なクルマのエンジンルーム見て感動したり 繊細な絵画を見て感心したり 複雑なプログラムのソースコードを見て驚いたり そこに自分の手を加えて、世界でたった一つの存在にすること。 そういうのと感覚は似てると思う。 自分の手を加えることで 自分の足跡を残していくことで ある意味、『自分のモノにした!』という感覚、使いこなしているという感覚。 とにかく そんな憧れシチュエーションを自分も手に入れたのかと思うと…ムフフである。
音拾いに2〜3ヶ月 完奏までに4ヶ月 完成までにさらに4ヶ月 1年かけてやっと手に入れた、正真正銘の『持ち曲』 ここに至るまでの過程もこの日記で詳細に記すことが出来た。 とても嬉しい。
この曲は 今の教室に通い始めて最初に音を拾い始めた曲。 私自身にとってもとても大切な曲だ。 今の私が存在する証明と言ってもいいくらいかもしれない。
この曲を弾けるようになったこと。 弾けるまでのこと。 誰かに聴かせる機会を与えられたこと。 この曲に関わる全ての事柄に、感謝。
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