2008年08月12日(火) |
遅咲きのピアニスト(102) |
【アインザッツ / アナクルーシス】 今、私の中で密かにアツイふたつの用語。 覚えたばかりの言葉は、場所を選ばず意味なく使いたがる子供な私。 この日記の中でも例外ではない。
どちらも、ピアノ教室で初めて知った言葉。 まだ意味をハッキリとは理解しきれていないのだが、簡単に言えば "アインザッツ"は歌い始め、歌い出しの「瞬間」、「合図」を指し "アナクルーシス"は「クルーシス(到達点)」の「アナ(前)」つまり盛り上がる直前の「準備」のことを指す。アナクルーシスは一般的に『アウフタクト』とも言うらしい。 まだまだ理解途中なので、楽譜や日常生活を例にとってこういうこと、みたいな説明はできませんが…、ヒマを見てはあちこち調べてるのでそのうちまた熱く語れる日が来ると思います。 こういう用語を学ぶのは楽しい。『コトバのおもちゃ』を与えられた気分です。
どちらも、起承転結の『起』のさらに前の話。 これがないと起きることさえ出来ない…みたいな。 目が覚めて、よいしょと布団から起き上がる瞬間 『すぅっ』と息を吸い込むのがアナクルーシス、起き上がるために腰にグッと力を入れるのがアインザッツ…そんな理解でいいのかなぁ?
もともとは『音楽は時間芸術』という話から始まった今回の話。 また機会があればその話も書こうと思いますが、この『時間芸術』を話す上でどちらもなくてはならない用語だと思います。
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