2010年11月04日(木) |
馬鹿は死んでも治らないんだろうか |
10月31日に入院した父親が今日退院した。 一応医師の説明があるからって言うんで、母親に頼まれたとおりに有給取って一緒に行った。 待つこと30分ぐらい、ようやく回診に来てくれた。 脈とって、「もう退院ですよ」とあっけらかんと言われて。 ・・・心筋梗塞ってそんなに軽々しく扱っていい病気なんだろうか?と思うくらいあっけなかった。 母親が気をつけなきゃいけない事を聞かなければそのまま終わっていたんだろうね。 基本的に糖尿病と同じ事を気をつければいいみたいだけど。 脂っこい物・塩分控えめ・適度な運動。暴飲暴食はもっての外。 薬も絶対に欠かさず飲む事。1回でも欠かしたらもう駄目だと思えと。 あとはタバコ吸ってたんだったら即やめる事。 血管が収縮してけいれん起こして、下手したら破裂するんだったかな? 本人はパソコンに保存してある映像を見た事を覚えて無かったみたいで、医師が気を利かせてくれて見せましょうか?と忙しいのに言ってくれた。 どっちでも良かったみたいな返事をしそうだったので私が見せた方がいいと思いますと言ったら、じゃあ後で見せましょと言ってくれた。 私が見てみたかったってのもあるけど、病室行った時の雰囲気見ると確実に即吸いそうだったので、戒めとして見せつけた方がいいと判断したんだよ。
で、医師の準備(まだ回診中だったので)を待ってる間。 絶対にタバコはダメだからね!!と言ったのに「でもそれじゃあ楽しみがね・・・」と言い出したので、とうとう私がキレた。 「死にかけたのになんでわかんないの!!!」 なんでわかってくれないんだろうと凄く悔しい気持ちになって、泣きだしてしまったよ。家以外で泣くなんて珍しい。 呼ばれるまでずっと泣いてたから、父親がどんな顔してるか分からなかったけど、母親が「あなたの為に泣いてるんだよ」と父親に言ってるのは聞こえた。 誰の言う事だったら聞くんだ。家族の中で私が言っても聞かなかったらもう見捨てるしかないんだけど。 それ以来話す事はもちろん、目を合わすことすらして無い。
呼ばれて画像見せられて、言葉も出なかった。 冠動脈の根元からふさがってて、その先の血管も人と曲がり具合が違うから、よっぽど腕のいい医者じゃないとダメだったって。 あと、日曜・祝祭日で病院盥まわしにされてたら確実にOUTだったから、かかりつけの医者に感謝しなさいって。 本当にあと数時間の命だったってのがようやく現実味を帯びてきた。 医師達の連係プレーのおかげで本当に命拾いしたんだなぁって。 連係プレーがなかったら、今頃葬式してるんだったのかと。
病院出てから買い物行きたかったけど、とてもじゃないけどそんな気分ではなかったので、一緒に帰ってきた。 今現在のところは吸って無い。 吸おうとしたら今度はもう突き放す。
「死にたきゃ吸えば」って。
優しく言っても、少しきつく言っても聞かないんじゃもう毒吐くくらいキツク言わなきゃダメだわ。
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