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2010年01月10日(日) ■ |
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行って帰って24時間 |
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1月10日(日)晴れ 風北西5m→北北西9m→北西5m 波2m後1.5m 長潮 満潮03:26(116cm)、干潮08:00(100cm)満潮13:10(136cm)釣行時間07:00〜16:00
今回は一昨年初釣りはサンクチュアリで釣りをした本州最南端串本のカセ♪ 同行も前回と同じくM氏 初回の串本では、なんとかアブレは免れましたが、今回はどうでしょう?
狙う魚は、
1 旬のマトウダイ 2 真鯛 3 ハゲ
1は飲ませ仕様でマトウ以外にヒラメや青物なんかも期待♪
2は天然であっても殆ど養殖化してますが、のんびり撒き餌で釣る完全フカセなんかもやってみたい!
3はマトウと同じく甲乙つけがたいキモ!
1と3は何となくわかるが2がわからん・・・ 「備えよ常に!」で調べまひょ( ̄◇ ̄) ネットで検索すると、
こんな風に、こうやって釣るらしい また、最近では串本釣行記に特化した串本カセ釣り紀行にも良く訪問しております タダの情報は無価値と言いますが、趣味の世界の情報は結構皆さん真摯に書いていただいております・・・ 便利になりましたなぁ 先人の知恵と経験ありがたく使わせていただこうm(_ _)m
簡単に言うと完全フカセとは、名前の通りオキアミを撒き、刺し餌を同調させつつ流すが、なんと100m位流すこともあるらしい・・・ ほとんど船フカセですな
完全フカセの基本は、フロロカーボンの道糸を使うようだ・・・ ん!?ワシの良く買うハリス用なんかは50m巻だが、道糸用に何百メートルもあるフロロなんか買ったことないゾ・・・ そんなんあるんか?? 高いのは嫌やし(笑)
糸をリールになじませるために、二日前にサンライズ豊中店に物色へ・・・ いきなりあったフロロは、200mが何と4000円!!
パス(*・_・)ノ⌒*
タマモチックな安モンは無いんけ?と更に物色すると おお!2000円弱で200m巻発見! これ位なら何とか買えるな・・・ と更に隣を見ると、200m巻1000円台前半発見♪ おまけにラインがピンクでいかにも真鯛が釣れそう?(笑)
21:30M氏が迎えに来られ、ワシの車に荷物を積み替えいざ! Tポートにてオキアミ6キロ生と仕掛け安モンネオプレ手袋購入 高速をズンどこ走り、終点をスルーし42号線をひた走り、椿温泉の近所で活き鯵購入 名前は忘れたが、親切なばっさまがやってる店でなんと!1時位に行き閉まってたので電話をすると開けてくれました ばぁちゃん起こして御免なm(_ _)m また串本釣行の際には寄りますね♪ 鯵1匹100円なり 活きもエエし安い!
02:00無事大島フィッシングに到着 出発まであと4時間ちょっと・・・ 波風が強いため心が折れやすい天候だ アイアンハートで臨むべく寝るべZZZ〜
結局、気合が入って寝れんかった・・・(T△T)
[実釣]
仮眠所の布団に入ってる時すでに
びょおおおおお〜
と風が泣きまくり!( ̄_ ̄|||)
06:00起床し、外へ出るも・・・ もう一組おられるらしいが、
「先渡しましょ♪」船長
と出撃!
荒ぶる風と波を船首で切り裂き突き進む( ̄▽ ̄) ニヤ 気合が入りますが、飛沫でボトボトに・・・
ポイント
センカイカセに乗り込み、飲ませ仕掛けをどっぽ〜ん 前回は朝の好地合いを天秤カゴでむなしく浪費・・・・ 今回は初っ端から飲ませ!それも2本投入♪ 穂先にテンションをかけすぎると、波の度に穂先が舞い込み当たりが分かり難い? 軽く穂先が曲がるぐらいに棚を調整・・・
鯵は活きが良く、別に誘いをかけずともエエはずじゃが、あまりにも当たりがこんな・・・ これと言って工夫も無いが、竿受けに乗せっぱなしにせず、時折大きくシャクって鯵をアピール( ̄∇+ ̄)v
む・・・嫌な予感がする
今は飲ませの地合いでないのかもしれない・・・ 飲ませの穂先をチェックしつつ、オキアミと鯛パワーなる集魚剤を混ぜ混ぜ フカセの場合流れに乗せ、クラッチオフのため手間はかからん 時折、撒き餌を入れるだけなので、保険を打つべく飲ませとフカセの二刀流でいこう!
撒き餌を作っていると、飲ませ1号の穂先がゴン、グュニャ〜ンと海面へ突き刺さります(∇ ̄ )(  ̄ ∇) 撒き餌作成中に当たりが既にあったのか?穂先は海面に突き刺さったまま戻りまへん
キタ━━━゚(∀)゚━━━!!
これぞカセの飲ませの醍醐味じゃ〜
竿受けからロッドを外し、合わせを食らわせてやると、何やら竿を叩いております\(^O^)/ 本命のマトウダイの場合、一瞬魚信が有りますが、あとはガンジーのように無抵抗主義だ(このリンクでガンジーは無抵抗主義ではなく、勘違いであることを理解(笑) PEのライン色が3度変わり、残り10mを切った頃から、ある時は激しく暴れ、ある時は水の入ったごみ袋のような重さ・・・ その実態は「愛の戦士キュティーハニー」
ヒラメ50cm(珍しくおっさん顔入り)
M氏にタモで掬ってもらいます ぱっ♪ぱっ♪ぱやっぱ♪ぱやっぱ♪ふぅ〜
新しい鯵に付け替えどっぽ〜ん(*・_・)ノ⌒* 初当たりまで1時間ほどかかりましたが、次の当たりも1時間ぐらいかかりました(ー’`ー;)
飲ませの穂先を見る→フカセの撒き餌をする→飲ませの竿をあおる
を繰り返しているとフカセのリールが
ジジジジ〜(; ̄Д ̄)!
と勢い良く糸を放出!!
合わせをくれてやると、鯛とは全く異なる引き・・・ 実は唯一のフカセ仕掛けは、朝一養殖イケスの下に潜る潮で、予想通り網に引っ掛け仕掛けロスト(ふぁっく!) 手持ちの糸と針で作った仕掛けのため、ハリスが細く無茶できまへん 慎重にいなし、海面に浮上したのは1m程の長物
ハモ
例によって、ウネウネし
豊満な裸体
に自らハリスを巻き付けております(笑)
数少ない針を取り返そうにも、ペンチで口をこじ開けると、力で口を閉じてきます(^_^;) 恐るべき顎力!強靭なまでの咀嚼力!!おまけに前歯がハブの歯の様です(怖っ) 口はペンチでホールドし、足で首根っこを踏み、脳天にナイフでグサッ! こ奴ら長物はヌメリが多いので別のコンビニ袋へ
ここからまた、まったりとユル〜い時間が流れます・・・ 現在M氏完全アブレ中・・・ 一昨年のワシ状態(笑) 時は既に昼頃・・・
狭いカセとはいえ、場所によって当たる場所と当たらん場所があるかもしれない・・・ 飲ませは前方にセットしていたが、ヒラメヒットの飲ませはそのままで、もう1本を養殖イケス側へ移動
昼過ぎに再度、フカセにヒット♪ 当初魚信があったが、すぐに生命反応が消える・・・ と思ったら微かな生命反応?が蘇る 水面を割ったのは、カラフルな
慎重に毒背びれを切り、脳天にナイフを突き刺すとミノカサゴは
「み〜の〜」
と断末魔の叫びと共に絶命した(TωT)ノ~~~
現在M氏アブレ続行中・・・
さぁ、本日の釣りもそろそろ第3コーナーを回った当たりに来ております・・・ ここから一気にワシが逃げ切るのか、M氏が怒涛の追い込みを見せるのか!?
ワシの行動は相変わらず、
前の飲ませ竿→後ろの飲ませ竿→フカセ
とローテーションで誘い、餌チェック、撒き餌を繰り返し
流れが緩いからか?、それともワシの両軸リールが悪いのか?調べたようにコロコロとスプールが回り糸が出んぞ 最初の水中浮き大の時は出てましたが、高切れで仕掛けごとなくなってから糸が出にくい・・・ 大体5秒で10センチ程度ですわ 100mも出すには気が遠くなりそうです(笑) 手返しめっちゃ悪いし・・・ その為か?オキアミ6キロ中、まだ1.5キロ位残ってます(笑) このままでは、撒き餌が余りまくるので、撒き餌と言うより海洋投棄というのが正しいような、ハイペース&勺にテンコ盛りの撒き餌ワーク(爆)
現在、14:00 イケス側の飲ませ竿が、さっきより竿先をもたげているような気がする・・・ 餌チェックを兼ねるために聞いてみると魚信が!(@_@i) 合わせを入れ、リールを巻き取ると重いだけ・・・ この竿のリールはワシが中学校の頃、バスを釣るために買ったマグサーボ(希少?) 調子が悪く巻きにくいが、ホンマに重いだけ・・・ 水面に浮上した時にゴミ?と思えるような物体・・・ 上がってきたのは、
悪魔の毒々モンスターダルマオコゼ
こやつも先程のミノカサゴと同じく散髪を施します チョッキンチョッキン(┗┓( ̄∀ ̄)┏┛)お疲れさまでした〜
あと一つマトウダイが欲しい・・・ それとも、なんぞもう一匹毒魚を釣って毒々ハットトリック達成の方がネタとしてはエエか?
現在15:30を経過 そろそろ撤収準備を始め、バッカンを洗ったり、ゴミをまとめたりしていつでも帰れるようにスタンばっております そして、向こうから来る迎えの船のエンジン音は少しずつ大きく、近く秒読み態勢・・・そして終了〜
船に乗り込み、迎えのカセのご夫婦を乗せ帰港 約9時間にわたるカセ釣りは、静かに幕を閉じるのであった 仕事で9時間は長いが、釣りの9時間は短いことよ(爆)
マトウダイと真鯛は全く釣れませんでしたが、お向かいのアベックは真鯛2、ヒラメ1、マトウ1を釣っておられたのぉ おるんはおるんやねマトウ君・・・ ワシがよー釣らんだけで(T△T)
こっからがお疲れロングドライブ・・・ ようやく家に着いたのは21時過ぎ 行って帰って24時間本州最南端串本は、様々な魚や夢をワシに与えてくれました M氏へは今回、魚や夢ではなく「試練」をいただいたようです そっとしておいてあげてください・・・
[釣果]
ヒラメ1 ハモ1 ミノカサゴ1 ダルマオコゼ1
ヒラメ以外は狙ったものではおまへん いえ、ヒラメすらついでに狙った程度ですわ( ̄◇ ̄) 結果オーライ!結果オーライ!!
[グビグビ] まずは最も高級魚から手をつけるべきでしょう♪ こんなん捌いたことないし・・・ そうだ、確か釣友K氏釣魚料理晩飯編にオコゼの捌き方が有ったような気がしますな・・・
カシャカシャ・・・パン! ほ〜らあった♪ フムフム・・・やってみるか!
む・・・見れば見る程ゴミ?なんか、近所の用水路やドブ川のコンクリや石に似ている・・・ 茶色のヒラヒラつけてる石ありまっしゃろ?
フロントビュー
サイドビュー
トップビュー
オコゼの世界でもイケメンのオコゼとかおるんだろうか? 謎じゃ・・・
指南書に沿って解体を進める 確かに皮が頑丈と言うか?弾力があるというか切れにくい・・・
なんとか3枚おろし完成
下手やのぉ〜
角が立つような身質ではないので薄造りしにくいし・・・
何とか頑張って
ダルマオコゼの薄造り完成
左側のキモはダルマオコゼ 右のキモはヒラメキモ
ポン酢としまとんとネギでどれどれ・・・
ン!ウマ〜!!
何とも言えない旨さと弾力♪ ワシは「てっさ」より、こっちが好きじゃ〜
そして、管の付いた心臓?浮き袋など
内臓の湯引き
ぐびぐびっとな♪
尋常じゃない旨さ! 熱燗4合ほどいきましたわい 人類で一番最初に、ダルマオコゼを食った勇者に乾杯(笑)
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