暴かれた真光日本語版
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2004年11月25日(木) 日猶同租論の現状(1)を読んで

(2003年11月28日へのレス)
182 日猶同租論の現状(1)を読んで M 2003/09/22 09:39

時々こう言った読み応えの有る記載文も良いですね。古史古伝と分かりながら、悠久の昔に遊ぶ楽しみとして、日ユ同祖論も面白いかも知れませんが、これを持ち出すときには、何らかの魂胆が有る場合が多分にあります。宗教関係では100%と言って過言では無いのでは。私自身は歴史的にも決着は否定的につくものだと思って言いますが、相手が現実感を持って迫ってくるのなら、野暮だと分かっていても次のような手法が有効でしょう。

1991年、ヨーロッパ・アルプスの氷河の中から遺体のミイラが発見されました。遺体の所持品は矢じりや斧、そして縄など。年代測定の結果、遺体はなんと5300年前、日本でいえば縄文時代の男性だとわかり、アイスマンと呼ばれるようになりました。アイスマンが一体誰なのか、イギリス、オックスフォード大学のブライアン・サイクス博士はアイスマンと現代人を比較することでアイスマンの子孫を発見したのです。

サイクス博士が注目したのはミトコンドリアDNAのこの緑の部分の文字配列です。Dループと呼ばれています。ここは突然変異が一度起きると変異した配列がそのまま、女性だけを通して子孫に伝えられます。そのためこの文字配列を調べることで正確に個人のルーツを探ることができるのです。文字配列を全世界の現代の1253人と比較しました。

その結果、アイスマンの配列と一致する人が13人も見つかりました。彼らはアイスマン一族を祖先とする現代人だったのです。その中の1人の名前が解りました。マリー・モーズレーさんという女性です。アイスマンとマリーさんの文字配列の比較です。特徴的な二箇所を含めて、全ての文字が一致していました。アイスマンの家系の子孫マリーさんはイギリスに住んでいました。

この様に悠久の時の流れを経ても確実に、子孫が判別でき、逆に、250世代、5300年前の祖先を的確に判別できるようになってきております。

この様な科学的手法を用いた場合、楽しみはまた一つ減りますが致し方が無いところでしょう。教えの根底がこの様に底の浅い、直ぐに割れてしまうようなものに立脚しているs真光を始めとする多くの新興宗教とは、それに簡単に騙されてしまう、人間とは、つい考えさせられてしまう今日この頃です。


日記作者