2013年02月12日(火) |
別世界のなでしこ達にエールを |
今年もまた1つのチームが世界への切符を掴み取った。女子アイスホッケーの日本代表チームである。11日付の日経新聞の朝刊には四大陸選手権で表彰台を日本人選手が独占したこと、また、蔵王でもジャンプ競技でも高梨選手が優勝したという記事が並べて報じられている。このように今の日本では世界に出る人物は男性より女性の方が多い印象だ。
一方、国際社会ではインドやイスラム社会での女性の扱いについての問題が顕在化している。インドで集団暴行を受けて死亡した女性、女子教育の必要性を訴えて銃撃されたパキスタンの女子学生の件で、あまりにも女性を蔑ろにする国内の対応に世界から大きな非難の声が寄せられた。全く違う世界なのだから常識が通じないというのは分かるが、夢を適える努力すら認められないのは悲しいことだ。 一昔前の日本でも女性の扱いは決して高くなかったが、今では不当に女性を低く扱えば袋叩きに合う世界になっている。常識は変えることができるという日本の実例をもって、女性の地位が低い世界のなでしこ達にはエールを送りたい。 世界はあなた方を待っている。しかし、目的を果たした暁には男性を尻に敷くのはほどほどにしてやっていただきたい。
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