2012年02月25日(土) |
「分かる」ことの重要性 |
本日の社会面トップを飾ったのは『大学生の4人に1人、「平均」理解せず』。ゆとり教育世代の影響を指摘する内容である。 教育といえば、橋下大阪市長が義務教育中の留年も検討に入れるということを言っている。元々は教育評論家の尾木直樹氏が述べたことが元らしいが、現在の学習についていけない生徒をそのまま置いて行くような教育体制は改善すべきだという考えだ。 留年というのはさすがに極端だと思うが、分からないところがあれば、時間を掛けて理解をさせるという点でこの政策には賛成したい。 学習についていけない生徒のことを「遅れている」と表現するのは昔からのことだ。だが、今の教育はそれがわかっているのにその生徒を「追い付かせる」指導ができない 現在日本が抱えている問題は全て教育で解決できる。外交問題も、不況問題も、抱えているのは人間である。今の人間でなくても、問題を解決できる人間を育成すればよいというのは暴論だろうか。 今、必要とされるのは子供に「分かる」ことの重要性を教えることだ。人は分からないことには興味を示さない。例えそれがどんなに問題をはらんでいたとしても、である。興味が持たれず認識されない問題は解決しないのだ。
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