2011年04月21日(木) |
「死にたい」に対する受け答え(3)「生き方」 |
僕は生きろ、死ぬな、とは言いません。 別に死にたければそのまま恨みつらみを重ねて死ぬまで待つのも、いっそのことビルの上から飛び降りてしまうも自由です。 ただ、生きるなら、生きるなりのことはしなければならない、というのが昨日までの話でした。
この不況の折、日本では毎年3万人もの自殺者が出ます。不謹慎な比較ですが、今回の東日本大震災の死者がおよそ1万人ということですから、これはえらい数字です。 ですが、この数字は、実はポジティブな見方もできるのです。
昨日までの話で、僕は「誰かを責めるなら、その分生き抜く手段を考えろ」と主張しました。 仕事に未来の展望がないなら転職を考えるべきで、国に絶望しているのならいっそ他国に渡るのもいい。 そして生きるためだけに取れる選択肢としては、実は犯罪も含まれています。
お金を持っていないのなら、持っている人から奪えばいい。ごく単純な発想です。 窃盗、詐欺、脅迫、やり方ならいくらでもあります。 しかも特典もあって、もし、失敗して警察に捕まっても、刑務所に入れられることで最低限の衣食住は保障される! そりゃ不便はいろいろあるでしょうが、慣れれば意外と快適かもしれません。 こんないいことずくめの方法なのに、自殺した3万人は生きるに困るにあたってその方法を取らなかった(まあ貧困だけが自殺の理由ではないですが)。人を困らせたり、悲しませたりするより、自分の命一つ消えればいい、という選択をしたという見方をすると、3万人という数字にも若干救いが見出せるのかもしれません。
何がいいたいかというと、「生きる」ことが第一目的の動物にはない考え方があるということです。それが「生き方」ですね。 平凡に生きたい。危険でもいいから波乱に富んだ人生を送りたい。人に迷惑はかけたくない。
いろいろな生き方があると思います。それは時によって、単純に「生きる」よりも優先するべきものである場合があるのです。 自殺者のいくらかは、そんな死に方なのかもしれません。
僕は昔のスポ根漫画はあまり好きではありません。それは何故かはまた今度の話題においておくとして、その代表的存在である「巨人の星」の根幹に、今をときめく坂本竜馬の名言として、こんな言葉が引用されています。 「いつ死ぬかわからないが、いつも目的のため坂道を登っていく。死ぬ時はたとえどぶの中でも前のめりで死にたい」
実のところ、この言葉は「巨人の星」の原作者・梶原一騎が創作したものらしいのですが、坂本竜馬も「生きる」ことだけ考えていれば、日本のために動くべきではなかったことは確かです。 しかし、動かずして、彼は彼足りえたでしょうか?
「生きる」だけではない、「生き方」もあります。 後悔ばかりで長生きするより、スパッと悔いなく生きて死ぬほうが幸せなこともあるのです。
さあ、「死にたい」といっている方、 あるいは「こんなに行きにくい世の中はおかしい」という方、
愚痴を吐き散らし、責任を追及して、周りが変わるのを待つ間に、自分が「生きる」こと、そして、自分の「生き方」を考え直してみてはいかがでしょうか?
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