言の葉孝

2010年10月14日(木) 昼食中の妄想

 木曜日はいつも行く店があります。その店では大きなテレビがあり、普段は音楽のケーブルテレビを流しているのですが、ワールドカップなどの特別な放送がある時はそちらを流します。

 今日は、サンホセ鉱山の救出現場の生中継を流していました。その間にいろいろ鉱夫たちの背景などが語られていました。本妻と愛人が地上で衝突していたのには笑いましたが。

 そして、映画化の話が。

「これって、映画になる時はあと3人位のところで、このカプセルのワイヤーが切れたりするんだろうなァ」

 映画となれば多少の脚色があるのは当然の話。ということで語るSマネージャー。

「そんでもって、鉱夫たちは仲間思いだから全員助けに穴の中に戻っておわりとか」

 元に戻ってるじゃないすか。

 そういう話になると喜ぶのがモノ書きです。

「残り二人の時点で落盤が起きて、一人がもう片方をカプセルに押し込んで無理やり自分が犠牲になるとかもアリですね」
全員助かってないんか

 話しているうちに、「穴をあけたのはこのドリラーの力があったからです」的な紹介があったのですが、

・映画じゃ多分、このドリラーと中の鉱夫の一人は仲違いした兄弟とかになる。(救助隊員も可)

・真面目に考えれば『アポロ13』と同ジャンル。きっと地下の鉱夫たちのドラマと平行に、必死で助かる方法を模索する技術者たちの物語がある。

・鉱夫たちが助からないことを望んでいる利権にからんだ権力者がいる。

・実は落盤事故は悪徳経営者のずさんな管理で起きた人災だ。

・坑道の中には何故かテロリストも一緒に閉じ込められており、鉱夫達と戦うことになる。


 ドリラーについてもやたらカッコいい職業的な紹介があったので、

・医療ドラマが流行ったが、次にはやるのは掘削職人ドラマである。

・何故か毎回、それぞれ特色のある条件で岩盤や地下に閉じ込められた人を助けてばかりいる。

・個人の医者のドラマから、チームものへ移行する。

・さらに映画で掘削ミステリーという新ジャンルが生まれる。


 しかしサンホセの鉱夫たちはイイ男たちですね。

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