言の葉孝

2010年04月28日(水) 日本の国○

 オオムラサキが国蝶であることに疑問を呈する橘さんの話題に便乗した話題です。

 日本の反オオムラサキ勢力の気持ちはわかります。紫が高貴な色であるのはわかるとして、そもそもそんなに親しみのある蝶でもないし、トキのように、たたずまいがいかにも日本的というわけでもありません。親しみがあるという点で行くならアゲハ蝶でしょう。
 しかし、決めたのが日本昆虫学会というのですから、会議一発で決めた国蝶というのはそういうものなのかもしれません。

 そもそも、国花、国鳥はともかく、虫の中でも蝶だけ国蝶を決めるのは不公平だと思うのですよ。世界的に見ても国蝶なんぞ決めているのは日本だけです。(そもそも昆虫類を愛玩用に飼うのは世界的にも珍しいそうで。クモなどは結構いそうですけど)
 どうせ決めるなら国虫でよいとは思いませんか。なんかカブトムシになりそうな気はしますが、自分のお勧めは古来から飼われていた鈴虫です。

 そうなると国魚とかも決めなくては。これは消費量がダントツで世界一のマグロでしょうか。こういう根拠があればいいんですけどね。

 国石はあるらしいですよ。日本の場合は水晶だそうで。勾玉のヒスイのほうがいいんじゃないかとは思うのですけど。
 そう考えると国鳥はカラスですよね。八咫烏(やたのからす)。サッカー日本代表のシンボルにもなっていますし。ほかにそんな鳥いないではありませんか。せめて日本固有のメグロにすべきです。

 国花に関しては文句なし。ただし日本のは「慣習的に」らしいですけど。たぶん決めようと思うと桜か菊かどちらかは決められないからじゃないかと僕は思っているのですが。


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想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
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