言の葉孝

2010年04月09日(金) 次世代の波

 本日の日経新聞朝刊の一面を飾ったのは次世代送電網(スマートグリッド)の実験の記事でした。
 これは、今の定量を発電して送り続ける送電線とは違い、高度な制御力で、留守の多い時間帯など、電力があまり要らない時間帯は発電量を抑え、資源を無駄遣いしないようにするための電線だそうです。
 これにより、クリーンですが、発電力の弱い太陽光発電や、風力発電などでも十分に活用できるようになるのだとか。

 また、日々新聞をにぎわしているのが電気自動車などの話題。初めは実用に堪えないだとか、普及させづらいのでは、と思っていたのですが、もう結構な数の車がハイブリッド車ですし、10年もしたら街を走る自動車の半分は電気自動車、という時代が来るのかもしれません。

 携帯電話の世界も大きな変革を迎えようとしています。
 すでに総務省のほうで決定がなされたそうなのですが、今まで一つの機種で契約できるキャリアは1つだけだったのですが、その枠が取っ払われることになるようです。
 どんなキャリアでも、どんな機種でも選べるようになる日がくる。ということですね。
 おそらく、今は機種のほうもキャリア依存が高いので、これから複数キャリアに対応した携帯電話が出てくるのでしょう。
 今まで機種でキャリアを選んでいた人たちには足かせがなくなるので、シェアもどう動くか楽しみです。キャリアにとっては完全にサービス勝負になるので試練の時ですね。

 そして、出版会を騒然とさせているのがiPadの出現。この携帯電話とネットブックの間に当たる、携帯端末は、電子書籍の普及に大きな役割を果たすとみられております。
 すでに米国では発売されており、評判としては「無線LANがつながりにくい」「タッチパネル状のキーボードが使いづらい」など、肯定的でない意見も目立ちます。
 僕も、これは少し欲しいと思っています。もっと歩きながらメモ感覚で使える端末が欲しいと思い始めていたので。
 テレビやPCなど、自宅に据え置ける種類の危機が大分伸び悩んできましたが、モバイル部門に関してはまだまだ発展の余地はあるようですね。

 最近のニュースを追っていると、改めて「次世代の波」というものが感じられますね。昔は目に見えるくらいのスピードで機械が発達してきたため、万博などは新鮮な驚きの連続で、傍目で見ていておもしろかっただろうな、と思っていたのですが。
 今も世界はめまぐるしく動いているようです。

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想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
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