言の葉孝

2009年11月19日(木) とある交差点で

 先日、客先に外出した話をしましたが、その帰りにちょっとしたことがありました。
 とある交差点に差し掛かった時のこと、背広姿の男の人に渡るのを止められました。

 みると、周りの人も同じように止められ、みるみる交差点は人が溜まっていきます。
 「何かあるんですか?」と尋ねてみると、その背広姿の男の人は、「天皇さんが通るんです」と答えました。

 程なくして、パトカーと白バイに囲まれたそれらしき車が交差点に差し掛かります。
 すると、車の中が明るくなり、ぼんやりと見えていた天皇皇后両陛下が手を振っているのがハッキリ見えるようになりました。

 大変だなぁ。
 たぶん、交差点ごとにこんな警備を敷いて、交差点ごとに両陛下も手を振っておられるんですよ。

 昔から思ってたんですよね。天皇家の方々って大変だなぁ、って。やりたいことがあってもまともにできないじゃない。小説を書きたいと思っててもできないし。
 たぶん書くことだけは出来ると思いますが、どれだけ出来が悪かろうがよかろうが、周りが扱いに困るから、やっぱり出来ないわけですね。

 そんな大変な立場にいて、不平を洩らすことなく威厳を維持してらっしゃるのは本当に敬意に値すると思います。
 オバマ大統領も深々とお辞儀をするわけですな。

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