『JR全線全駅下車の旅―究極の鉄道人生 日本縦断駅めぐり』
僕の旅行話では毎度おなじみ『鉄子の旅』の案内人、横見氏のすべての始まりといえる挑戦「JR全線全駅制覇」の旅の記録です。 (ちなみに横見氏はJRだけではなく私鉄の全駅も制覇しております)
一度読んでみようと思っていた本の一つで、最近ブックオフで見つけたので買って読んでみました。
『鉄子の旅』でも「来ればわかる!」が口癖だった横見氏ですが、物を形容するのは確かに苦手なようです。 一読した限りでは駅などを臨場感たっぷりに紹介しているのではなく、どちらかというと「どうやって達成したか」「どこに苦労したか」という方法論や苦労譚に比重が置かれていると感じました。
「まずは一日一本しか止まらないような駅から片づけていこう」とか、「周遊券の範囲外の駅は青春18きっぷが使えるうちに行っておこう」とか、優先順位をきっちり分けて制覇していく様子などは、がむしゃらにではなく常に成算を持って行動をする、かなり合理的な性格がうかがえます。
それにしては、バイトをしてお金をためては半年も旅に出っぱなしという暮らしは将来を見なさすぎる生活だったと思うのですが、このくらい余計なことを考えない気質でないと道を極めることなんてできないのかもしれませんね。
『JR全線全駅下車の旅―究極の鉄道人生 日本縦断駅めぐり』参照URL: http://www.amazon.co.jp/gp/product/4584189102/ref=cm_rdp_product
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