言の葉孝

2009年02月07日(土) 初めての現調

 先ほど帰宅しました。
 土曜出勤だったのに、日曜にまでまたがるとは! 訴えてやる!

 いやいや大変でした。
 初めて自分一人で(といってもSEの方は一緒でしたが)土曜日にお客さんに収めるサーバの現調作業に行ってきたのです。

 サーバだけではなく、今回はその中に入っている販売管理システムのバージョンアップも含まれていました。
 ……最初から懸念はいくつもあったんですよ。サーバはものすごく古くて、HDDが8GBの時代モノそんなので何年もの帳票データを抱えていたものだから、もう容量もぎりぎり。
 何が心配かというと、その販売管理システム、バージョンアップ前には「バックアップ」→「次のバージョンにバージョンアップ」→「データをあげたバージョンの形にコンバート」という流れをするのですが、まずこの作業をそのぎりぎりのサーバでやらなければならなかったのです。

 処理が遅い遅い。帳票データで2GB、データベース入れても5GBのデータを処理するのに、待つこと4時間。
 それが終わらなければ次の段階にいけません。休憩と言えば聞こえはいいけど、別に寝たり漫画読んだり、好きなことできるわけじゃないんで、待つだけのこの仕事が非常につらかった。

 4時間経った末に、ようやくバックアップ作業の進捗率を表すメーターが100%に届きそうなところまできました。
 ようやくこの縛られた雰囲気からも解放されるとあって、ちょっと軽口を漏らしてしまいました。

「ここまできてエラーとかきたらどうしましょう?(笑)」

 次の瞬間、現れるエラーメッセージ。
 そして、強制終了されるバックアップ作業。

 どうしよう。
 俺か!? 俺のたった一言で待ちに待った4時間がパアになったっていうのか!?

 結局、旧サーバで作業を続けるのは無理かと考え、明日に持ち越して仮想化環境で行うなどの、別の手立てを実行してみよう、という話になりかけました。
 そこに旧サーバではなく新サーバのほうでやってみてはどうだろう、という案がでたのです。
 旧バージョンの販売管理システムは新サーバの最新OSが未サポートのために、旧サーバ内を行う手はずだったのです。それを一か八か旧バージョンを新サーバのOSにインストールし、ネットワーク経由でデータを移行しバックアップからの重い作業をすべて新OSで行う、というものでした。

 とりあえず新サーバに旧バージョンが入らなければ意味がないので、一度試してみて、「うまくいかなかったら今日は解散」という判断基準でいっていたのが、なんとうまくいったではありませんか。
 そしてバックアップを試してみると1時間で終了。さすがに、新サーバの機能は桁が違うだけはありました。

 そしてバックアップまでの作業は昼過ぎに終わる予定だったのが既に18時を回っていました。
 結局うまくいってしまったことで、最後までやった結果、終わったのが午前1時。
 ちょうど朝9時から深夜25時まで、16時間かかってしまいました。
 二日がかりの仕事もあるなかでこのくらいならザラでしょうが、とにかく初めてにはちょっとばかりキツイ一日でした。

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想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
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