2006年09月21日(木) |
プロットの練りこみ不足 |
“まほゆめ”が書きあがらない。どうしても書きあがらない。分量的にはあとちょっと、5分の1くらいのはずなのだが。やる気はあるし、一応パソコンの前には座ってるし、周りに漫画はあまりないし(でも筆が止まっていればとりに行くが)、BGMはばっちり流してる。
原因は一応思い当たる。設定というか、アイデア不足だ。歩いているとき、本を読んでいるとき、ボーっとしているとき、俺はよく小説のアイデアを思いついたりする。そういう時はとても小説を書きたくなる。 だが、自然に思い浮かんでくるアイデアは少し偏りがあり、今書いている部分に必要なアイデアはまるで足りなかったりするのである。そういう時は筆が止まる。
あと、筆が止まるのは、実際書いてみると自分の予想していた展開とは違った方向に行ってしまったり、自分の考えていた展開では矛盾が生じたりする場合だ。 また、抽象的にはこうしたい、というアイデアがあっても具体的に描写するとなると、とても表現が難しかったりする場合もある。
これらは全て「プロットの練りこみ不足」によるものであるといってもいいと思う。 作家がプロットを書く上で思い描かなければならないのは、プロットとして書き出されることだけではない。そのプロットを踏まえて実際に書くことを考えなくてはならないのだ。 早く書き出したいあまり、「とりあえずこれだけ考えておけばいい」「詳細は実際に書きながら詰めればいい」という考えでプロットを書いていれば必ずどこかで躓いてしまうのである。 たまに、まったくプロットを考えなくても躓かないことがあるが、それは前からずっと書きたい場面で、何から何まで頭の中で具体的にプロットが煮詰まっているからだろう。 そういう場面を躓かずに書くときは、作家としては非常に気持ちがいいが、しっかりとプロットを作っておけば、いつも同じように気持ちよく書くことができるのではないだろうか。
web拍手レス(割とちゃんとプロットを書き出した『呪縛の蝋』はなんだかんだで割りと執筆スピード速かったし)
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