言の葉孝

2006年09月06日(水) 一人と一匹部屋


【スーパーの集客イベント企画会議】

 最近は専らジャズフェスティバルの準備の作業がほとんどだったのだが、今日のメインはその次に控えているイベントの企画会議だ。
 僕たちは大学の近くのスーパーの営業所の人にコネがあるのだが、その人に「たくさん人を呼んでシャワー効果が狙えるようなイベントをやってくれ」と頼まれた。あまり商業的なイベントは俺たちの趣旨に沿わないところもあるが、そのスーパーは駅に隣接し、地域の中心部にあるといっても過言ではない位置づけにあるスーパーなので、まあ今後のためを考えればやっておいて損はないだろう。

 今のところあがっているのが、俺が提案した「リアルRPG」と他の人が提案した「フットサル大会」。

 「リアルRPG」は、スタンプラリーを複雑にしたようなイメージで、ただスタンプを集めるだけでは面白くないから、スタンプを手に入れるためにミニゲームとかさせたらどうだ!? という発想から生まれたイベントだ。
 スタンプを押すだけではなく、そのスタンプ台の場所などは明かされず、周りの店員とかに聞いて特定するというあたりが「RPG」なのである。

 「フットサル大会」は、事前に20チーム分くらいの選手を集めておき、フットサル大会を開くそばでサッカーグッズの販売をはじめ、縁日のようにスーパーボールすくいやわたがしなどを売ろうという計画らしい。

 「リアルRPG」は割と新しいアイデアなのはいいし資金面でも十分やれる確信はあるが、集客の点において難しい。イベントの性格上、あまり見た目的に派手なものができないからだ。いろいろあるが、ハマれば、他にはない、面白いイベントになると思う。

 「フットサル大会」は事前に参加者を集めておく分、ある程度の盛り上がりは期待できる。ただ、事前に登録した参加者以外の客はどうするかという話になる。また、サッカーグッズ販売などは資金面で難しい。そこは販売などはあきらめて、代わりに当日に来た人でも参加できるミニゲーム(障害物ドリブルのタイムトライアルとか、シュートの的当てとか)などを用意すればいい。
 見た目的にも派手だし、安全にいくならこっちだろうか。


【部屋の同居人】

 俺の部屋は長らく一人部屋だったが、このたびめでたく“一人と一匹部屋”になった。
 同居人ならぬ同居“猫”がやってきたのである。

 名を“はなび”といい、テルモとは別の猫だ。

 1,2週間くらい前に、動物病院の看護士をやっている妹が猫を連れて帰ってきた。「動物病院ならなんとかしてくれるだろう」という安直なイメージからか、よく妹の病院には猫が捨てられていたらしいのだが、それではいけないと考えた妹の病院では今、捨てられた猫は安楽死させる方針が立てられている。
 だが、はなびはどうやら“捨てられた猫”ではなく、“迷い込んだ猫”であるということで処分は免れたらしい。
 ただ、厄介なことにウィルスに感染しているらしく、拾われた当時は猫風邪で鼻水などがひどく、ボロボロでお世辞にも可愛いとはいえない状態だった。おまけに左目には病気の影響で硬い膜ができている。
 症状はともかく、ウィルスの感染者ということで特にテルモは近づけてはいけないため、はなびは隔離して世話をされていた。

 隔離場所として、しばらくは我が家の和室に住まいを構えて世話をされていたのだが、夏休みがあけて、母のお絵かき教室として和室が使われるため、その代わりに俺の部屋にはなびがやってきたというわけである。

 今は症状もすっかり治まり、何度か洗われたおかげで左目以外はまともな子猫である。だが、左目ゆえに引き取り手も現れないだろう。そんなわけで、おそらくはなびは今後もウチで飼われる方針である。





web拍手レス(猫と一緒に暮らすのはいいのだが、様子を見に来た母親や妹がやたらと俺の部屋に入ってくるのは困りものだ)

 今日の拍手コメントはなし。

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