言の葉孝

2006年09月03日(日) 知識不足、経験不足は泣き所


 ハードな日程だったため、今週末の分の日記を一日分で済ませる。

【某京都の電気店でデジカメ販売 第一週 その1】

 ついに迎えた吉祥院でのバイト派遣初日。12時から21時までの9時間労働の始まりである。

 初日の何が嫌かというと、システムが分からないから周りの人(客含む)に迷惑掛けまくらなきゃ仕事ができない点にある。電気店とひとくくりにしても、会計の仕方とかぜんぜん違うからだ(たとえ同じグループの店舗でもである)。初めにひとつ売るにも、うまくできる自信がなくて、接客しても「頼むから売れてくれるな」と心で願っていたくらいだ。

 それとデジカメの販売は俺のようなシロウトでは知識が足らない。「各社の特徴は?」とか聞かれても俺としては「カタログを見てください」としか言いようがない。
 富士フィルムが高感度(ISOであらわされる。基本的に高感度だとシャッタースピードが速くブレを抑えられ、暗い場所でもたくさん光を取り込んでくっきりとした写真が取れるようになるが、急いで光を取り込むために、ノイズというシミのようなものが現れやすくなる。これを取り除く技術・ノイズリダクションも各社の競争事項らしい)に強いとか、Z1000のカシオは高画素数(画素数が高いときめが細かい写真が取れる)に強いとか表面的なことしかいえない。

 しかしIXYシリーズですごく売れてるキャノンはおしゃれな外見以外そういった売りがあまりないのであるから始末が悪い。感度がISO1600の機種が多数出ているにもかかわらず、最高感度ISO800で高感度を売りにしているのである。

 そもそもそんな表面的な数字でデジカメの良し悪しは判断できないらしい。持ったときのバランスとか、シャッターの硬さとか、液晶画面の見やすさとか、F値とか、インターネットのカメラ批評を調べてみると、人気機種でも文句は山ほど出てくる。
 それでもいいところを強調するには知識が必要で、客に信用してもらうためには少しでも細かく語れることが重要だと実感する。

 特に今日失敗したのが、案内するにおいて「この会社の特徴は? この会社の特徴は?」と聞かれ、しどろもどろに答えていたら「君の案内じゃ信用できない。とりあえずカタログを持って帰って検討します」と最後に言われてしまった。
 さらに、あるカメラのズーム機能が見たいというので、実機(店頭では実際に電源を入れて使える商品が何機種かある)を操作して見せたら、ズームのボタンが分からず、最終的に客の方が焦れて逃げられてしまった失敗もあった。

 そんな調子で自分の説明に自信がもてないものだから、商品を見ていて、且つ他の店員がまだマークしていない客を見つけても「ご案内しましょうか?」とは中々言いづらく、積極的な接客ができないのがなんとも泣き所である。

 第三週(←他の店員と話していたら「かきいれ時の三連休を休んじゃ駄目だろ(汗)」と突っ込まれた)以外の全部の土日にこの仕事が入っているのでこの一ヶ月で何とか人並みに接客できるように経験をつみたいものだ。
 おそらく、慣れたと思ったところで終了して他の仕事に回されるのがオチだろうが。




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