言の葉孝

2005年08月26日(金) 別府温泉から帰還する日

 久方振りですな。九州は大分、別府の鉄輪(かんなわ)温泉に行ってきた想 詩拓です。………1泊4日で。
 イヤ、23日の夕方にフェリーで出発、24日の早朝目的地につきまして、そこで旅館で一泊、25日の夕方にフェリーで撤収、そして本日26日の早朝に大阪に帰ってきたというわけですわ。

 若いウチに温泉旅行なんて親父くさい団体だと思われますよね。まさにその通りです。どっかのひ○た荘みたいに、温泉、それも混浴はあっても美女が入ってる確率は天文学的に低いわけですし。
 でも、わりと見ごたえのある旅行でしたよ。鉄輪温泉は別府温泉のなかでも特に有名なところでして、ところどころから温泉の湯気が立ち上っているという情景が特徴的な温泉街で、この温泉のどこが有名かといいますと、地獄巡りですわ。

 温度が95〜100度っていうもので入るための温泉ではなくグラグラ湧いているのを見るための温泉なのです。そりゃモクモク湯気が沸き起こっていましてね、その熱気を利用して熱帯の動物を飼育している程なんです。
 動物といいますと、例えば地獄巡りの一つ鬼山地獄では各種ワニを飼育しております。昼間はグースカ寝ていて作り物の人形を見ているのとそう変わりありませんが、それでも凄い数のワニが飼育されております。季節、時間によってはそれこそ全てのワニがこちらに向かって口を開けているようなワニ地獄がみられるでしょう。

 他にもですな、ガー・パイクやらピラルクなんかも含む熱帯魚を飼っている『白池地獄』、象やらワニやらを飼育しておりさながら温泉がなければちゃちい動物園といった風情の『山地獄』があります。
 動物の他にも、温泉の色とかも見物ですよ、青やら赤やら、泥が沸騰してボッコボッコわいているのもありました。一番見物だったのが竜巻地獄でしたね、間欠泉が吹き出るんですよ。なんでもおよそ40分休憩しては約五分噴き出すという世界でも短い間隔の間欠泉なのだとか。

 大してみるところがない『金龍地獄』では小さな社が設けられておりまして(他の地獄にもそういうところはある)出版会のネタ男、2回生部長・オグウワシン君が賽銭をはたいてお願い事を。
 二重の縁ということで20円を賽銭箱に放り込むことにしたのですが、しかし、目測を誤ったか、跳ね返って賽銭箱からこぼれるお金。

オグウ:Σ( ̄□ ̄;)!! 拒否られたッ!?

 どこまでもオイシイ男だなキサマ(笑)。

 他にも「当地獄では、駐車場内の盗難等には一切責任を負えません」というなんともシュールな看板が目を引きました。そして、この温泉で売っているTシャツやタオルにはこういう文句が書かれています。

 「毎日が地獄です」
 「もう疲れました」


 何故かヒロシ風に読みたくなるフレーズです(笑)。


 もちろん見てるだけではござんせん。きちっと入ってきましたよ、温泉。泊まった旅館はいかにもひなびた小さな旅館って感じなのですが、お風呂設備がなかなか充実しておりまして、その中でもちょいと目を退くのが砂湯です。
 あれは、一人で入るモンじゃない。だれかに砂を掛けてもらわないキレイに埋まりません。そこで、2人ずつ交替で掛けっこすることになったのですが、俺は三回生に親切心で股間に砂を特別念入りに掛けてやったのですが、そやつは恩を仇で返し、胸に谷間を作ってくれやがりました。

 他にもちょいと離れたところにある温泉保養ランドでは鉱泥温泉なるものに挑戦しました。上の方は上澄みになっているので比較的普通のお湯なのですが、足元がまさに泥。ところによっては穴が空いているのがその泥の中に脚がハマってしまうこともあり、足元がつるつる滑ることも合わせて中々楽しい風呂です。でも入浴料1050円は高いよ……(汗)。


 そして別府市は竹細工の名産地でもあるようでして、別府市にはいくつか竹細工の博物館があります。
 そのなかで、別府市竹細工伝統産業会館に足を運んでみました。入場料は300円掛かりますが、展示品の質はいいし、なによりいちいち頼んだり追加料金を払わなくても館内を一回り案内、作品の解説等をしてくれるというのは高ポイント。他の観光スポットとは離れていますが、行ってみた価値がありました。

 あとは、鉄輪のバスターミナルから血の池地獄前まで走っているバスの中から見えた貴船城に行きました。別府市を一望できるということで有名らしいのですが、行ってみて驚きました。
 普通一般開放されている城といえば、博物館風に改造され、歴史を物語る建造物なのですが、そこを訪れるとスーツ姿の老人が出てきまして、いきなりホルマリン漬けの大蛇に向かって拝まされます。そして、中に通されたかと思うと、そこにいるのはおそらく先ほどホルマリンの中でお目にかかったのと同じ種類の大蛇。
 そこで蛇に付いて講釈を一通り聞いた後、それぞれ蛇に触って願いごとを念じつつ祈祷を行う、というなんとも宗教的な案内だったんですねぇ。

 フェリー(さんふらわあ号@関西汽船)での行き帰りも中々面白い体験でしたし、中々充実した合宿でした。





web拍手レス(今回の合宿でマジに素寒貧になっちまったぜ/汗

>「おおw ねこたんいっぱいで賑やかだねぇ。楽しそうだ。」

 今現在、2匹の仔猫は和室でケージに入れているのですが、テルモがいたくこの2匹を気に入ったらしく、ことあるごとに和室に入りたがります。
 和室の前を通るとですね、物言いた気な視線を僕に向けて鳴くわけですよ。和室の中に入れると、仔猫の入ったケージによじ登り、真上から捕獲しようと手を伸ばすんです。
 はっきり言って、萌えです、萌え。

>「次の(猫の)救世主は君だ!!」

 ふっ、動物愛護web作家・想 詩拓と呼んでくれ(笑)。

 いや、動物愛護精神を本当に持ち合わせているのは、正しいペットの扱いを心掛けようと勉強して愛玩動物飼育師の資格まで取った母サマなんですけどね。猫の世話はほとんど母サマが一手に引き受けていますし。
 この間語ったことも実は母サマの受け売りが大半だったりします。


 一龍さんえあさんから回ってきた萌えバトンは明日、みっちり答えさせて頂きます。

 一応、僕と友好的な交流をして下さっていた方々に警告しておきます。

 変態ちっくなカミングアウトになると思います。
 俺との関係を断つなら今です!(笑)

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