言の葉孝

2005年08月19日(金) ゴールデンレトリバーの帰巣本能の日

 最近日記が不定期&ローテンション化しておりますが、僕は忙しいわけではありません。今日だって、阪急電鉄のインターンシップにひやかしで申し込んでみたりした以外は何もやっておりませんし、漫画を読み読み怠惰を貪っておりました。もちろん小説に手を付けていたわけでもありません。
 ネタもないわけではありません。書こうと思えば何もやってなくても何かウィキったり時事ネタをズレた感覚で取り扱ったりすることも出来ます。

 では何故最近頻繁に日記を休むのかと言うと……

 ただ単に“め”だったからです。

 三紀さん、僕もようやく真のめ族の理を分かりかけてきた気がするよ……!



 今日はたまたまあまり眠くないので、昨日エリーたんと散歩した時の事でも話しましょうか。
 実はウチの母サマは夕方バイトに出ており、8時まで帰ってきません。よって、夕方のエリーたんの散歩に行くのは僕になるわけですが、僕は英会話教室があるので木曜日は母サマが帰って来るか来ないかギリギリの時間になるんですね。
 で、昨日たまたま僕が帰ってきてすぐ散歩に出かけようとしたところに母サマが帰ってきまして、入れ違いになるように出たんです。

 いつものコースを通ってトコトコ歩いていると、エリーたんはいきなりぴたりと足を止め、僕の方に視線を送ります。
 ゴールデンレトリバーってのは普通物静かで平常心の状態では滅多に吼えません。奴らは声で語るんじゃない、目で語るんです。
 いつもはくりくりとした可愛い瞳がですね、どうも潤んで見えると言うか、明らかに何らかの意思を含ませているわけですよ。

 無理に引っ張っても抵抗を止めないので、仕方なくできるだけリードを緩めて好きな方向に行かせてみると、するすると迷いなくエリーたんは歩いて行きます。
 そして付いたところは……家。

 前日川などで遊んで肉球を痛めてしまった場合、翌日その痛みから散歩を拒否されることはあったのですが、実際父サマが拒否られて落ち込んだことがあったのですが、今回は全くそういった原因がないのでどうしてだろうと思ったら、家に入って一直線に向かったのは母サマのところ。
 どうやらすれ違うように出たので、せっかく母サマが帰ってきたのに挨拶もできず、母サマが帰ってきたからには母サマにも付いてきて欲しかったらしいんです。

 で、精一杯母サマに甘えられたらしいので、真夜中にもう一度散歩に連れていくと、またもや途中で止まるエリーたん。また帰りたいのだろうかと、リードを緩めてみても、エリーは十字路のあたりできょろきょろするだけ。
 あちこち匂いを嗅いで熟考した後、家路とは全く違った方向に歩き出しました。

想:……家への帰りかたが分からないんだな?

 夕方、途中まで散歩が終わってるのでいつものコースを通るのも芸がないと思っていつものコースを逆そうしつつ、また違うところにも入ってみたのですが、慣れない道路でウチに帰ろうにも道が分からなくなった様子。
 そこで、悪戯心に火が付く僕。それから一切先導せずにエリーたんの帰巣本能を試してみることに。

 一度道をきめると十字路にあたるまですいすい歩くのですが、十字路にあたるときょろきょろと辺りを見回し、そこから伸びる道を見比べて、匂いを嗅いで必至で家に至る情報を探し出そうとするエリーたん。
 時々助けを求めるように僕を振り返るエリーたん。……だめだ、可愛すぎるっ!

 しばらく実験を続けたのですが、ある程度慣れたエリアでないと帰巣本能は働かないらしく、いけどもいけども家から遠ざかるばかりで、結局最後は僕が先導してウチに連れて帰ってやりました。




web拍手レス(前にTOKIOがやってた、もっと大規模な帰巣本能実験ではちゃんと犬は家まで辿り着いてたのになぁ)

 今日はコメント無し

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