squall&FANTAのふたりごと

DiaryINDEXpastwill


2006年04月26日(水) 今日のナビスコ杯

基本的には、仔熊でトップにはあまり触れないつもりなんだけど、今日のナビは平日ではあるし、雨ではあるし、参加できない、しない人がたくさんいたらしい。それなのに、マッキーが先発するというので「今日の試合はどうだったんですか?」というメールがじゃんじゃか来るので、簡単に振り返ってみたいと思う。


--------佐藤---ウェズレイ-----------
-----------浩司----------------
--中里---------------李----------
------ベット--一誠-----------------
---八田----槙野-----西河--------------
-----------昭大----------------


前半は、もう、雨の中、アンパンマンとガンダムが戦っているような感じ。かおがぬれてちからがでない11人がおもうさま蹂躙されている試合は、豪雨の中でもあるし、見ているほうも華厳の滝で強制苦行をさせられているようだった。
ベットと一誠は3バックに吸収されぎみで、中盤にスペースあきまくり。ちょっと中盤のアプローチが弱いと、バンバンサイドチェンジを放たれて、坂本や楽山が、弱っているショウゴのところをどんどこ突いてくる。前半の2失点はそんな感じから。雨の中とはいえ、もともとフィードが得意じゃない3バックは組み立てなどできるはずもなく、いっぱいいっぱい。
はっきり言って、4失点はすべて両サイドを破られたことから。個人個人も悪かったが、サッカーをさせてもらえない状態。誰も上がれない、上がらない、そんな状況に業を煮やしてか、なぜかマッキーが上がりそうになる。見事に撃沈されていたが、その心意気は買おうじゃないか(笑)巻だかハースだかが落としたボールをペナ外から勇人に決められたときは、さすがに泣きそうになったが、マッキーのデビュー戦は最後まで見届けないと…と踏みとどまる。

後半、モチさん一気に3人変えてきた。ぼろぼろの西河に変えて盛田。そして、寿人とウェズレイお休みきたー。まあ、この土曜日にはマリ戦があるのだ。主力やすませて次へ備える、ということか。これで一人でも交代枠を残して我慢するなら、まだ勝つ気があるんだろうなーと思うんだけれども、3人一気に交代とは、完全に捨て試合と割り切ったということなんだろう。慎と上野の2トップ。

けれども、この男は諦めてなかった。

森崎浩司。
そして、後半から入った、盛田と慎。

きっかけは、慎から始まった。慎がフリーでボールを受け、切り込むところを結城に倒され、結城はこれで一発レッド。柏原しゅしーん♪
フリーキックは、DFが落としてコーナーへ。浩司が蹴ったボールは効き足が頭の人へ。割った!と思った瞬間、ジェフの誰かが走りこみ、クリアするが間に合わず、上のネットに刺さり、そして外へ。ゴール!と思ったら、認められない。柏原〜〜〜〜〜〜!!!なに見とるんじゃ、国際主審!
当然猛抗議→線審に相談→ゴールという情けない流れ。猛抗議を受ける前に見えなかったなら線審に相談に行きましょう。
その後、浩司と、再び盛田のゴールで1点差まで追いつくが、あえなくタイムアップ。(省略しすぎ)

2点取った盛田は、ストライカーかと思うかのような働きぶり。DFとしても、高さは圧倒的に強い。さすが189cm。巻とかハースとか、ああいうタイプは抑えられるかもしれない。田中達也みたいなちょこまか系は苦しむかもしれないけれども。なぜか精神的にダメが来ている今のショウゴや、何年たってもポカが消えない八田よりも、リーグ戦で使えると判断されて前の試合に先発させられたのかな、となんとなく。言われているような左からの組み立てが機能しているかどうかは微妙なところだけれども、とりあえず長いキックを蹴ることができるから、相手にアシストというのも少なそうだ。晩熟型の職人。まだラーメンを作っている場合ではないようだ。

浩司、前のリーグ戦で一分も出場することができなかった鬱憤を晴らすような活躍。浩司にボールが入ると得点のニオイがする、という完全復活の金字塔になる試合だったんじゃないかな。つーか、前の試合でなぜ先発落ちしたのかものすごく疑問。
そして、慎。影の功労者。久々のFWだったが、結城を退場に追いやっただけでなく、浩司とのコンビネーションも良かったし、チャンスを作ってリズムを与えられていた。

マッキーは悪くもなかったし、マッキー自身のミスで失点した場面は無かったけれども、チームが4失点もしたんじゃDFとしてアピールしたことにもならないだろう。苦いデビュー戦だったが、将来のディフェンスリーダーとして、しっかりと経験を生かしてほしい。慎だってデビュー戦はボロボロだったけど、今じゃしっかり使える選手に成長しているんだし。


最後にひとこと。

「前田を出せ。」



squall 仔熊倶楽部トップページへ