なか杉こうの日記
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今日はまったく じぶんが詰まってしまった日であった
つかれ ぎちぎちになる。 暗闇が見つめている 家を片付けたあとの土地に 風が吹く 粘土の土地 崖に地層が見える 地層のなかには 太古の 海老のような化石が眠っている しずかに 風のみが吹く ここにいた者はいません 崖に色とりどりの花を植えた人も 見えなくなりました。 そんなふうに 風のみが吹き わたしに教えてくれる そんなわたしは ひとり暗闇を歩いている ただひとつ そんなことに思いを馳せる そんな才覚のみ 残っているらしい
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