なか杉こうの日記
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2008年12月25日(木) 土地

今日はまったく
じぶんが詰まってしまった日であった

つかれ
ぎちぎちになる。
暗闇が見つめている
家を片付けたあとの土地に
風が吹く
粘土の土地
崖に地層が見える
地層のなかには
太古の
海老のような化石が眠っている
しずかに
風のみが吹く
ここにいた者はいません
崖に色とりどりの花を植えた人も
見えなくなりました。
そんなふうに
風のみが吹き
わたしに教えてくれる
そんなわたしは
ひとり暗闇を歩いている
ただひとつ
そんなことに思いを馳せる
そんな才覚のみ
残っているらしい


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