封筒を取ろうと何気なく缶の中をみたら底の方にむかーし書いた履歴書の残りがあるのに気がついた。そうだ二十八位の頃か。つい先だってのようだ。幾枚もペンで書いて・・・。You've come a long way, baby. と思わずつぶやいた。 あの頃に戻るのはまっぴらだ。何もない、身分も経験も能力もお金も何もなかった時代。あるのは・・・あったのは若さ、かな。それでも頭がにごると若さもにごるのである。
幾枚も書いて、人に嫌なことを言われ、渡り歩いて・・・というのを思い出した。 Yes, you've come a long way, baby.