なか杉こうの日記
DiaryINDEX|past|will
お腹が すいているような すいていないような気がする 生きていてもいいような いなくてもいいような気がする ひかりのまぶしい 改札口をとおる ホームで 寒風に吹かれている あたしはどこも 痛くも 痒くもない 生きていますかと 問うてみる なぜか、と聞くことは もう、二十代のころからしていない だけども お腹がすいていない なにも食べたいと思わない なにも生きたいと思わない とこころの底の底で言っている こいびとがほしいとも思わない 行って帰りのまいにちである だからお腹がすかないのかも それでもきのう昼にたべた カキフライはおいしかった とほっと思い出す 同情のいらない、気分だ、これは。
|