なか杉こうの日記
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2005年04月09日(土) さくら、さくら、わぁ、さくら

先ほどまで、土曜サスペンス劇場(という名前だっけ)を見ていた。それなりの筋書きで出てくる人もいちおう、演技がうまい。しかし筋書きがどうも男サイドの話で後味が悪い気がした。
サスペンスで面白いのは、コミカルでヒューマンな味わいのあるもの。見た後にふんわりといい気分が残るものである。前に泉ピン子がマンションの管理人のおばさんをやっていて、ものすごいどけち。というのも、そのマンションは社宅で、泉ピン子のご主人はその社員なのである。社宅には上司の奥さんたちがいっぱい住んでいて、その中で事件は起こる。

どけちの泉ピン子がとてもよかった。また、ご主人と息子・娘もよかった。このドラマは好きだった。
あまりというか、ほとんどドラマは見ない。テレビでどれがいい、と見るものはとくにない。家族が見ているので「ご近所の底力」は見ていると面白くなる。しかし「ためしてガッテン」は、とても役に立つことを紹介してくれるが、あまり好きではない。まだるっこしい感じがする。



桜が急に咲き出した。もうちらちら散り始めている。どこも、かしこもさくら。
今年はどうも桜があまり好きではない。去年まではたしかにうつくしい、と思い、他の多くの人々と同様に愛でていたのである。

しかし、今年はどういうわけかわからないが、桜を見ると気持ちが悪くなる。(ごめんね、桜さん)うす淡いピンク色があちこちに咲いているのを見ると、どうしてもっと強い色で咲けないのだろう、と思う。どうしてあんなにひらひらと気味悪いくらい、薄い花びらなのだろう。

ときたまピンクの中にカッと色の濃いサーモンピンクの花が混じっている、これはなんというのだろう、二色の桜。これを見るときれいだな、と思う。

その他は、わるいけれど、どこを歩いてもあのうす淡いピンクが咲き乱れているのを見ると、これはもう日本にいる限り逃げ場所がないのを感ずる。どこへ行っても桜、桜。気持ちがわるくて熱が出そうだ・・・。なんでこんな気持ちになるのかわからない。

日本を抜け出して、思いっきりカッと熱い南の国、真っ赤な大きな花が咲く海のほとりにゆきたい、と思う。もう、もう、桜はいいよ。咲いて散る・・・か。桜が散ると緑である。黄緑。これも苦手だ。

夏になるのもいい、冬の枯れた草原もいい、秋の充実した感じもいい。ただ春は・・・。なんという、私は春の生まれなのである。


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