読書記録

2024年07月12日(金) 赤と青とエスキース / 青山 美智子


 メルボルンの若手画家が描いた一枚の「エスキース(絵画)」。
日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいき…。
仕掛けに満ちた書き下ろし連作短篇集。


一年未満の交換留学生としてメルボルンへ行った立花茜(レイ)は 円城寺蒼(ブー)と期限限定で付き合うことにした。

第1章で期限限定の付き合いにしたから、レイが帰国してまぁ、何かで縁は繋いでいくとは思っていたけれど、第4章の最後でなぞ解きしてくれた、面白い。

物語の中心にある一枚の絵画。
ジャック・ジャクソンが描いた「エスキース」というタイトルの水彩画。
若い女性を描いたもので、赤い服を着て青い鳥のブローチをつけていた。

見たいなぁ!!




壁にかかった一枚の絵の前に、わたしは立つ。

その絵は、多くを語り出す。わたしだけにわかる言葉で。
わたしは愛しいその姿と向き合い、ほほえみかける。

ああ、いい絵だ。










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