2017年10月04日(水) |
人生の目覚まし時計が鳴ったとき/山下 弘子 |
人生は一度きり。 短くても長くても、 一度きり。 泣いても笑っても、 一度きり。 だからこそ、 一日たりとも、 一瞬たりとも、 後悔なく生きたい。
がんになったからといって、性格まで変わらない。 ただ、考えることや思うことは、ずいぶん変わったと思う。今まで眠っていた脳がようやく起き上がり、活動を開始したような感じ。 がんになったこと、余命宣告をされたことは、わたしにとって、人生の目覚まし時計だったのだ。
前作の「雨上がりに咲く向日葵のように」でも感じたことだが、どうしてこの人はこんなにも明るく強くいられるのだろうか。そりゃぁ、誰も家族がいないとき、一人になったときなど、コッソリ泣いたりしただろうけれど、基本的にすごい前向きで心から尊敬してる。 それでも自身の体験をもとに講演やらされてるから 「余命宣告ビジネス」とか 「死ぬ死ぬ詐欺」とか 「いい気になっている」とか、いろんな誹謗中傷があるようだけれど、私ならもうとにかく わめき散らしていると思うのだ。
だけど毎日が幸せだとおっしゃる、どうかこの幸せが、一日でも長く続きますように。
|