2017年09月21日(木) |
人生の四苦八苦/車谷 長吉 |
お釈迦さまが、すべての人間が逃れることが出来ない 苦しみを、大きく四つ、さらに 四つ、全部で八つに 分けて教えられたもの。
生・老・病・死
この4つの苦はよく知られている。 5、愛別離苦(あいべつりく) 自分の愛する人と別れる苦しみのこと
6、怨憎会苦(おんぞうえく) 人間の心というのは大変邪なもので、人のことをすぐ恨んだり、憎んだりしてしまう。
7、求不得苦(ぐふとっく) 求めて得られない苦しみのこと。 8、五陰盛苦(ごおんじょうく) 人の体と心を構成している五つの要素から生まれる苦しみのこと。 「五陰」は人の体と精神を構成する五つの要素。 全ての物質をいう「色」、感覚をいう「受」、心の中に浮かぶ像をいう「想」、欲求をいう「行」、意識をいう「識」の五つ。
堅苦しい言葉ではなく、著者が障害を抱えて生きていく人生でのよもやま話。 死にたくないのに、いつかは死ななくてはならない、そてこそが業苦であるということ。
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