2017年07月15日(土) |
また、同じ夢を見ていた/住野 よる |
主人公は 小柳奈乃花という小学生の女の子。ちょっぴりひねくれもので、 学校では、普通の子よりも頭が良く、口癖は「人生とは○○なもの」という。主人公にはクラスに友達がいないからいつも、学校の授業が終わると、唯一の友達である 尻尾が半分ちぎれた、黒い服を着た彼女と遊びに出掛ける。
そして高校生の南さんや、クリーム色の2階建てアパートに住むアバズレさんや、丘の広場に立ってい大きな木のおうちに住むおばあちゃんに会いに出かける。
でもその南さんや、アバズレさんやおばあちゃんは主人公の未来の姿なのだ。
そしておばあちゃんが物語の終盤で見せてくれた大きな絵は、同じクラスの桐生君が描いた絵なのだ。
おばあちゃんが言った。 いいかい、なっちゃん。人生とは。 全て、希望に輝く今のあなたのものよ。
人生とは、自分で書いた物語だ。 推敲と添削、自分次第でハッピーエンドに書きかえられる。
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