2017年06月27日(火) |
嫁をやめる日/柿谷 美雨 |
夫の急逝によって妻はやめられたが、かえって嫁という立場が重くのしかかってきた。 東京へ出張していたはずの夫が地元のホテルで急死して、さらに毎月女性に送金していたことを知った。 あまり仲のいい夫婦ではなかっただけに夫への疑念は膨らんだ。
それにしても夫婦の形も色々あるもんだなぁと。 夫が亡くなって「姻族関係終了届」という書類を役所に出せば、夫の親族から解放されることを知った。 でもこの物語の場合、子供がいなかったからすんなりいったんだと思う。 もし子供がいれば、夫の両親からみたら孫になるわけで、もっとややこしかったことだろう。
でも団信に入っていたから住宅ローンが消滅して、自分の気に入った家で働かなくてはならないけれど、一人で自由に生きていけるなんて何と羨ましい事だろう。
2021.8.11 (追記)
以前、読んだことを忘れてて タイトルに惹かれて 2度読み。 が、半分くらい読んでやっと気付く。
サオリという女性に送金していたのは、中学時代に自転車事故を起こして それをネタに脅されていた。 浮気でも何でもなかったのだ。
それにしても、未亡人か…羨ましいの一言。 私も一人暮らしがしたい!!
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