読書記録

2017年03月23日(木) 冬芽の人 / 大沢 在昌


 元刑事の牧しずりは、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来彼女は罪の意識から周囲の人との関わりを絶ち刑事も辞職して、心を閉ざしている。そんな中父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、過去の事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?
刑事の頃 光介から告白されたこともあるだけに、 その息子の岬人までも不幸にしてはならないと事件の真相を追うことに躊躇もするのだが、運命のように真犯人にたどり着くのだった。

題名に惹かれて読み始めたのだが、サスペンスで面白くあっという間に読み終えた。
もうじき 読売テレビでドラマ化されるらしい。


冬芽
晩夏から秋にかけて生じ、越冬して春に生長する芽。
                  明鏡国語辞典より












 < 過去  INDEX  未来 >


fuu [MAIL]