読書記録

2000年04月02日(日) リング             鈴木 光司


 物語の発端は、4人の少年少女たちの謎の突然死にはじまる。4人とも、同じ日の同じ時刻に申し合わせたように心不全で死ぬ。死んだ少女の叔父に当たる主人公が原因を調べはじめ、見た人間の一週間後の死を予告する恐怖のビデオテープを見てしまう。そのテープの末尾には死を回避するための方法が描かれているはずなのだが、その部分だけが消されている。どうやら、死んだ4人がそのテープを見たあとに、その部分を消してしまったらしい。
なぞを探して主人公は浅間山まで出かけて行く。
山村貞子という美少女の秘密を探り当てる(私がいちばん怖いと思ったこと・・男女両性具をもっていた)
この山村貞子という少女は殺されたわけだけれど、その怨念が生きていたことによる少女たちの突然死のようだった。
私の正直な感想としては怖さもあるが、いま風でいうところの『キモイ』だろうか・・

弟に借りた本だったけれど、二人ともよくこんなストーリーを考えるなぁ・・と思ったことだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


fuu [MAIL]