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2005年10月02日(日) はじめてのこと

とあるところでサッカーを見て、そのままウチに来て泊まって、
翌日、相棒は別のところでサッカー観戦で(私は行かない)
その場所が、ま、ウチからのが近かったから。

ここまではいつもの話。
そんなわけで私は行かないので、寝る時も目覚ましもセットせず、
勝手にさせておいた。
出ていく時に鍵だけかけるために起きればいいや、という認識。
朝ごはん作ってあげたりするんでしょーかねー、かわいい女の子だと(爆)

まあそれでも、同じ場所で目覚ましが鳴れば一応目は覚める。
携帯の目覚ましを止めに行った相棒がまた戻ってきてるので、
いいのか? 寝ちゃうんじゃ? と思いつつ、
こっちも半分もおきてないのでまた寝る。
−−−数十分経過。
ふと見ると出る予定の15分前。
相棒が慌てて起き出して、着替えてるのを見ながら、
ぼけーーーっとしている私。

この際だから鍵かけるまでおきてなきゃ、と思いつつ、
ぼけっとベットに座っていると、相棒が戻ってきて、
なんかまたベットに登ってくる。
あれ?
と思っているとなんかそのまま一緒になって横になってるし。
ぎゅーっとしたまま。

「・・・・・・行かなくてもいいかなー、って気になってきちゃった」
「いいの?」
「うーん・・・ なんかこうやってのんびりしてるのもいいかも」

結局そのまま、2人してまた寝る(爆)
時々起きたり、ちょっとしゃべったり、また寝たり。
そんなふうにして過ごす日。
まどろみの中で、私は、きっと、一番リラックスして、
力の抜けきった顔をしてたんだと思う。
もちろんお化粧なんかカケラもしてないし、
起きぬけっていうか半分寝てるわけだから顔も洗ってないような状態。
いろんな意味ですっぴんの表情。


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聞いた瞬間に涙が出た。
ふいに溢れ出た。

目頭が濡れた位のものだけど、至近距離にいるのでごまかせないかな、
と思って、
「今、涙が出そうになっちゃった」と、言った。
「ていうか、出てるし」
相棒は笑いながらそう言って、親指でぬぐってくれた。

なんで涙が出たのか、全然わかんないけど、
多分、すごく幸せだったんだ。
素のままの、だらしないくらいまんまの自分にそう言ってくれる人。
そんな人が自分の目の前にいて、包んでくれること。
こういう涙は人生ではじめて。

ありがとう。


樹 |MAIL
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