以前、「白黒つけるか、グレーか」という便りをお送りさせて頂いた事がございました。 物事において、白黒ハッキリとしなければならない出来事もあれば、グレーのままで置いておくことが大切な状況がある。というお話でした。
さて今回は、それに通じるものとなりますが、「白黒つける」という宿をお持ちの方がいらっしゃいます。何となく想像がつくかと思いますが、物事を白と黒に分けたり、ハッキリさせる傾向にある方が持っている宿となります。
状況や場所に合わせて、物事を白か黒かに分ける。ハッキリさせる事は本当に大切ですが、あえて判断せずそのままに置いておく事が重要な時もあります。
以前こんなご相談を頂きました。 お付き合いしている二人がいました。最近、少しのすれ違いからケンカが多くなり、彼女としては彼が自分の事をどう思ってるのかが気になっていました。 その事から、「私の事好き?それとも嫌い?」、「私と別れたい?」など、彼に対して、その関係をハッキリさせる事を促すような発言が目立つようになって来ました。 彼としても、最初は「好きだよ!別れたいわけないじゃん!」と答えていましたが、何かと白か黒かをつけたがる彼女の発言に彼も疲れてしまい、結局は別れを迎える形となってしまいました・・・。
この女性が生まれ持っていたものは、「白黒つける」という宿でしたが、彼との関係に白黒つける事無く、もっと心に余裕とゆとりを持ってグレーで置いておく事ができたなら、違う結果になっていた事でしょう。
宿の性質からも、自分の気づかない所でそういった怖さが出てしまう。知らず知らずのうちに・・・、という傾向があるのですが、皆様におきましても、ご自身がお持ちの宿の影響によって、思わぬ問題やトラブルに繋がってしまう事がないように気をつけて。 心の片隅にでも留めて置いて頂けたなら幸いです。
◇追伸 ちなみに、「白黒つける」と反対の位置にある宿としては、以前の便りでも紹介させて頂いた、「優柔不断」という宿であったり、「ハッキリしない」といったものをお持ちの方もいらっしゃいます。
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